スキンケアの基本

冬の入口で起こる肌トラブルは“静電気”が原因?

「え、なんで今日はこんなに肌がパリパリするの?」

その違和感、もしかしたら静電気のせいかもしれません。

朝、マフラーを巻こうとした瞬間、「バチッ」とした静電気に驚いたり、ドアのノブで「イタッ」となった経験、一度はありますよね。

まだ本格的な冬ではないのに、肌の乾燥が進んだり、マスクを外すと頬が赤くヒリヒリしたり、「なんとなく肌がごわつく・くすむ」感じが強くなったりする時期。

実はこの時期こそ、目に見えない「静電気」が肌に密かに悪さをしているかもしれないのです。

目に見えない「静電気」が肌に密かに悪さをしている

 

冬は「摩擦」の季節。“見えない刺激”に注意!

11月後半になると、秋と冬が交差するタイミング。

日差しがやわらかくなり、朝晩の冷え込みがぐっと強まり、空気が乾燥し始める季節です。

この時期に肌トラブルが増えるのは「乾燥」だけが理由ではありません。
実は以下のような「見えない負担」が重なっているのです。

・暖房の使用 → 湿度が低下

・ニットやウール素材 → 摩擦が増加

・インナーの重ね着、あったか素材の機能下着の着用 → 肌との接触頻度がUP

・空気中の水分量低下 → 静電気が起きやすい

この“摩擦の季節”に発生する静電気は、服だけでなく 肌そのものにも帯電 し、知らないうちに バリア機能の低下や乾燥の悪化、赤み・ヒリつき などの原因になることがわかってきています。

ニットやウール素材 → 摩擦が増加

 

静電気が肌に与える意外な影響とは?

では、静電気がなぜ肌トラブルを引き起こすのでしょうか?
原因は、以下のような「微弱な刺激」と「摩擦ダメージ」にあります。

【静電気による肌の負担】

・肌表面に微弱な放電 → バリア機能が乱れる

・角質の水分保持力が低下 → 乾燥・粉ふきに

・微細な刺激が蓄積 → 赤み・ヒリヒリ・ゆらぎ肌に

・肌がゴワつき、くすみがちに → メイクのりが悪化

つまり、「乾燥しているから静電気が起きる」のではなく、静電気が乾燥や肌ストレスを悪化させる側面もあるということなのですね。

肌と静電気の関係は、今後ますます注目されるケア視点になるかもしれませんよ。

 

こんな症状が出たら“静電気肌”のサインかも?

・ニットやマスクを外したあと、肌がヒリつく

・頬やあごがうっすら赤くなっている

・パウダーファンデがのらず、粉をふいたように見える

・スマホを顔に当てたときピリッとした感覚がある

・朝と夜で肌の調子がまるで違う

これらの“地味だけど気になる”変化は、帯電・摩擦・乾燥が複雑に絡んで起きている可能性が高いので要注意です。

 

静電気を味方に変える!新しいスキンケア視点とは?

2025年のビューティートレンドは「守るスキンケア」がキーワード。
肌の常在菌環境の整備や角質バリアを整え、「外的刺激に負けない肌づくり」が重要視されています。

ここに「静電気ケア」の視点を加えると、より立体的なアプローチが可能になります。

ポイントはこの3つ

1.乾燥させない

2.摩擦を減らす

3.肌の電気バランスを整える(=バリア機能強化)

静電気対策で加湿器

シャレコスキンケアに見る、静電気対策成分

シャレコのスキンケアには、帯電しにくい肌をサポートする「静電気にやさしい成分」が多く含まれています。

たとえば:

静電気ケアにおすすめの成分

・セラミド(セレブロシド)・レシチン
シャレコエッセンス

・ヒアルロン酸・PCA-Na
シャレコローションシャレコエッセンスに配合

・アミノ酸(セリン・グリシンなど)
シャレコエッセンス

・ベタイン・ソルビトール
シャレコローションシャレコ クリーム)に配合

・スクワラン・ビタミンA油
シャレコ クリーム

・グリチルリチン酸2K・アラントイン
シャレコローション

これらの成分やアイテムは、静電気の「発生源」となる乾燥・摩擦・バリア低下にアプローチし、 肌をしっとり保ちつつ 帯電しにくい状態=安定した肌環境をサポートします。

 

肌と静電気に「優しい習慣」、今日からできる5つのこと

1. 洗顔を見直す(固い泡を泡立てて、擦らずに摩擦ゼロの泡洗い)
乾燥肌・静電気肌には“洗いすぎ”が大敵。摩擦レスで洗うことが鉄則です。

2. 保水の後に“皮脂膜のようにフタ”を
シャレコエッセンス👉シャレコローションで水分を十分に入れたら、必ずシャレコクリームやバリアクリームで表面を

コートします。これが「静電気ブロック膜」になります。

3. 天然素材を選ぶ(肌と衣服両方)
インナーやマフラーは静電気が起きにくい綿・絹がおすすめ。ナイロンやポリエステルはNG。

4. 室内の湿度を50%以上に
加湿器+観葉植物+部屋干しなどで、空気中の帯電リスクを減らしましょう。

5. 就寝時は「枕・パジャマ」も見直す
化学繊維の寝具は摩擦と乾燥のもと。綿100%の寝具が肌にも良好です。

天然素材

 

美容だけじゃない!“静電気対策”の暮らしの知恵【日常編】

衣類・素材選びの知恵
<なるべく天然素材を選ぶ>
・綿(コットン):水分を含みやすく、帯電しにくい。
・シルク:摩擦が少なく、肌あたりがやさしい。

加湿・湿度コントロールの知恵
湿度は「肌」と「空気」の静電気バランスを整える要素です。

<加湿の工夫>
・加湿器を寝室・リビングに設置

・観葉植物を置く

・洗濯物を部屋干しする

・湯気が出る「ヤカン加湿」や「アロマディフューザー」もいいですね。

観葉植物を置く

静電気を逃す生活習慣の知恵

<こまめに逃がす>

・金属に触れる前に壁や木材をタッチ

・木製のデスクマットや家具を使うのもいいみたい

・車のドアを開けるときは金属部分を手のひらで触れてからドアを触る

・指先よりも手のひら全体で接触をする

静電気対策グッズも活用するといいですね。

<アイテム>

・静電気除去ブレスレット
→導電性のある素材で手首から放電

・静電気除去キーホルダー
→ドアノブや車にタッチしてショックを防ぐ

・洗濯用柔軟剤
→衣類が帯電しにくくなる

・加湿器
→室内湿度を上げて肌乾燥と帯電を予防

・静電気防止スプレー
→衣類・マフラー・タイツに使える

・静電気防止ブラシ
→髪のパチパチを予防し、頭皮トラブルも軽減

・ウッド素材の家電パーツ
→デスク周りに自然素材を導入

・静電気吸収インソール
→足元からの放電を助ける

方法や対策はいろいろあるみたいですが、インソールはあまり聞いたことないので、そんな方法もあるのか?と参考になりましたが、やはり手近なところで加湿器や
洗濯用の柔軟剤が取り入れやすいかもしれないですね。

デスク周りに自然素材を導入

 

まとめ:“静電気をためない工夫”が冬の美肌を守る

肌がゆらぐ原因は、スキンケアだけではコントロールしきれない「摩擦」と「静電気」の可能性もあると考えられます。

美容アイテムにくわえ、衣類・空気・素材など“生活スタイルの見直し”がカギ。

この冬は「摩擦ゼロ×帯電ゼロ」を合言葉に、静電気に負けない肌と暮らしへ静電気の季節を“悩みのタネ”ではなく、“美肌づくりのチャンス”に変えていきましょう。

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  • スキンケアコラム著者
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北林 利江

北林 利江

シャレコ株式会社 創業者 スキンケアカウンセラー

・1997年よりスキンケアカウンセラー。 ・2004年ウェブサイト「シャレコ美肌カレッジ」立ち上げ。 ・同年ウェブでの無料肌相談を開始。 ・同年シャレコスキンケア製品を発表。 ・スキンケアカウンセラーとしてアドバイス実績10万人を超える。 ・ミスユニバース ビューティーキャンプ講師。 ・スキンケアメルマガ「シャレコレター♪」は20年間週一回発行。 ・肌トラブル向け特に敏感肌、乾燥肌へのスキンケアアドバイスには好評を得ている。

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