乾燥肌や敏感肌の方にとって、季節の変わり目や空気が乾燥する時期に手軽に潤いケアができるシートマスクはとても魅力的なアイテムです。しかし、SNSやメディアで話題になる情報をそのまま信じてしまって良いのでしょうか?
最近、ある有名人が「シートマスクで真皮層まで水分が届き、肌がどんどん柔らかくなる」と発言し注目を集めました。しかし、これに対してスキンケア専門家からは「誤解を招く表現だ」との声も上がっています。
この記事では、シャレコが、シートマスクの正しい効果や使い方、注意点についてわかりやすく解説します。
シートマスクの効果とは?どこまで浸透する?
まず、化粧品がどの層まで届くのかを知っておきましょう。私たちの肌は「表皮」「真皮」「皮下組織」の三層から構成されています。
市販の化粧品やシートマスクに含まれる美容成分の多くは、表皮の角質層までしか届きません。医薬品ではないため、真皮層まで成分が浸透することは原則ありません。仮に真皮層に届くような作用をうたえば、薬機法に抵触する恐れがあります。
つまり、シートマスクは表皮の水分を補い、乾燥による小じわを一時的に目立たなくする効果があるものと理解しましょう。特に、インナードライ(表面はベタつくのに内側が乾いている状態)の方には適切な使い方が大切です。
過剰な使用は逆効果?シートマスクが肌トラブルを引き起こすことも
手軽に保湿できるシートマスクですが、使いすぎることで肌のバリア機能を壊してしまうこともあります。
- 朝晩毎日、長時間使用している
- 同じマスクを長期にわたって使い続けている
- まとめ売りタイプで雑菌が混入しやすい
こうした使い方を続けると、肌が過敏になったり、乾燥や赤み、かゆみを伴う「ビニール肌」になるリスクがあります。
実際にシャレコの無料肌相談には、「シートマスクを使い続けたら、肌がカサブタのようになってしまった」「何をしても肌が元に戻らない」といった深刻な相談が寄せられています。
また、1袋に複数枚入っているタイプは、毎回開封時に雑菌が混入しやすく、防腐剤が強めに使われていることもあります。敏感肌・乾燥肌の方は特に注意が必要です。
敏感肌・インナードライ肌に合ったシートマスクの使い方とは?
シャレコでは、シートマスクを「肌にご褒美を与えるプラスケア」としておすすめしています。毎日使うのではなく、肌が乾燥しがちな季節や、体調・ストレスで肌が不安定なときに取り入れるのがポイントです。
また、シャレコでは防腐剤不使用の「ドライタイプ」シートマスクと、シャレコの化粧水・エッセンス・クリームなどを組み合わせた「化粧水パック」など、肌へのやさしさと効果の両立を重視した使い方を推奨しています。
まとめ:シートマスクは“正しく使えば”効果的なスキンケア
シートマスクは、表皮の角質層に潤いを与えるサポートアイテムです。過剰な期待を抱かず、肌状態を見ながら取り入れることが大切です。
特に敏感肌やインナードライ肌の場合は、使用頻度や時間、防腐剤の種類などに気をつけることで、肌トラブルを防ぎつつしっとり柔らかな肌を目指せます。
年齢を重ねても健やかな肌を保つには、その時の肌状態に合ったスキンケアの見直しと、確かな実績と専門性のあるブランドのサポートが欠かせません。
シャレコスキンケアは、20年以上敏感肌・乾燥肌・インナードライの肌悩みに寄り添い続けてきた実績を持ち、40万人以上の肌相談を通じて得られた知見を元に、やさしく、でも効果的なスキンケアを提供しています。
よくある質問(Q&A)
- Q1. シートマスクは毎日使ってもいいですか?
- A. 敏感肌やインナードライの方は毎日使うと刺激になることがあります。週に1~2回程度、肌の状態に応じて取り入れるのがおすすめです。
- Q2. シートマスクを長時間つけると効果はアップしますか?
- A. 長時間使用は逆効果です。水分が蒸発し始めると肌の水分も奪われるので、記載された時間内で外すのがベストです。
- Q3. 敏感肌でも使えるシートマスクはありますか?
- A. シャレコでは防腐剤不使用のドライタイプマスクを推奨しています。化粧水やエッセンスと合わせて使うことで、より肌にやさしいケアが可能です。
- Q4. ビニール肌とは何ですか?
- A. 肌がツルツル・ピカピカして見えるのに、実は乾燥していて刺激に弱い状態を指します。シートマスクの過剰使用や誤ったスキンケアで起こることがあります。