スキンケアの基本

肌を若返らせるために、何か機械や器具を使ったアプローチは本当に必要なのか?

「EMS美顔器ってどう思いますか?」

お客さまからこのようなご質問をいただくことがとても多くなってます。

SNSを開くと、リフトアップや小顔ケア、たるみ対策という言葉とともに、さまざまな美容機器が紹介されていますよね。

EMS、美顔ローラー、超音波、LED美容器など、一昔前ではエステサロンでしか受けられなかったような美容法が、自宅で気軽にできる時代になりました。

紹介動画を見ていると、

「何もしないよりやった方が良さそう」「少しでも若々しくなりたい」

「今よりたるみを改善したい」

そんな気持ちになるのも自然なことだと思います。

実際に、私もこれなら本当に効きそうだなーとつい惹かれてしまうものも見かけます。

年齢を重ねると、鏡を見るたびに少しずつ起こる顔の変化が、以前よりフェイスラインがぼんやりしてきたり、頬の位置が下がった気がする。いつもなんとなく疲れて見える。

そう感じると、何か新しい美容法を取り入れたほうがいいのかも・・・そう感じて当然だと思うのです。

でも、本当に肌は、刺激を与えることで若返るのかというのは、正直難しいと思っています。

私たちは子どもの頃から、「鍛えると強くなる」という考え方に慣れています。

運動をすると筋肉がつき、練習すると上達し、さらに負荷をかけることで成長する。

肌は筋肉ではありません

わたしは、高校から実業団までスポーツをしていたのでつらいトレーニングをすればするほど、強くなるって思っていました。

だから、美容も同じように考えてしまいがちなんだと思います。

そういう環境で育ってこられた方は、特に刺激を与えて、活性化すれば、肌も引き締まって若返る。そう考えてしまう可能性はありますね。

しかし、長年肌相談を続けてきて感じることがあります。

それは、肌は筋肉とは少し違うということです。

筋肉は負荷をかけることで強くなることがありますが、肌は、刺激を受けるたびに回復作業をするので強くなるどころか、逆に弱ってしまうことが多いのです。(多少は鍛えることでキープはできる部位もあります。)

紫外線を浴びれば修復しようとしますし、乾燥すれば守ろうとし、摩擦を受ければ赤くなって信号を発し、元に戻ろうとします。

つまり肌は毎日、想像以上に頑張って働いているので、鍛えすぎない方がいいのだと思います。

シャレコは20年以上にわたり、40万人以上の肌相談を続けてきました。

そこでわかったことがあります。それは、お肌がきれいになった方ほど、実は特別な美容をしていなかったという事実です。

もちろん、高価な美容機器を使うことが悪いと言いたいわけではなく、美容機器を使って癒されたり、満足されている方もいらっしゃいます。

ただ、私たちが長年見てきた中で印象的だったのは、肌が安定している方、肌のハリや弾力が年齢とは思えないほど保てておられる方ほど、刺激を増やしていないという結果だったのです。

・洗顔を優しくした

・こする癖をやめた

・つけるアイテムの数を増やし過ぎるのをやめた

・必要以上に触らなくなった

こうした選択をすると赤みが減ったり、乾燥が落ち着いたり、肌が整っていくケースが少なくありませんでした。

逆に、「もっと何かしなければ」という思いから、次々に美容法を足していく方ほど、肌が休まる時間を失ってしまい、回復が遅れてしまうことがしばしばだったのです。

実は美容にも、不思議な落とし穴があります。

それは、刺激には実感があるということです。

ピリッとする。温かくなる。引き締まった感じがする。スッキリする。というような変化は、私たちに「効いている」という感覚を与えてくれます。

しかし、その実感と肌の未来が必ずしも一致するとは限らないのです。

たとえば、強くマッサージした直後は血流が良くなり、顔色が良く見えることがあります。

でも毎日強い刺激を与え続けたら、肌が薄くなって、毛細血管も目立ってきてとてつもない敏感肌になったりします。

肌はその刺激から回復するためにエネルギーを使い続けます。

以前のコラムで「肌疲労」という考え方をお伝えしていますが、肌は老化する前に、まず疲れるのです。

これが多くの肌相談から見えてきた共通点でした。

近年は、炎症老化という考え方も注目されています。

これは大きな炎症ではありません。毎日の小さな刺激の積み重ねによる肌ダメージからくる老化のことです。

炎症老化という考え方

紫外線、摩擦、乾燥、汗による刺激、花粉、化学物質、メイク残りなど、どれも単独では大きな問題に見えないものばかりです。

しかし、それらが毎日積み重なることで、肌は少しずつ疲れていきます。

もし肌が毎日たくさんの刺激と向き合っているとしたら、さらに刺激を足すことが、本当に必要なのかと疑問に思うのです。

私が20年以上毎日毎日、肌相談を続けてきて感じていることは、肌を変える一番の道具は、実は特別な機械ではなく「手」だと思っています。

人間の手は他の人を癒すパワーを持っている

よく肌相談のアドバイスでお話する【手当て】という言葉です。

手を当てるだけでなぜか心の不安が軽くなる経験をしたことはありませんか?

手術前、必ず患者さんに付き添うご家族の方は、手をしっかり握ったり、カラダに手を当てて送り出す光景がありますね。

そう、人間の手は他の人を癒すパワーを持っていると考えられています。

化粧水は、

手のひらで優しくなじませる。

肌をこすらない。

押し込まない。

引っ張らない。

手のひらでやさしく包み込むようにつける。

とても地味なケアではあります。全然話題になるような美容法でもなんでもありません。

しかし、肌が落ち着いていく方ほど、この基本を大切にしていることが多いのです。

このような優しいケアの積み重ねによって、本来肌が持っている回復力が働き始めるのです。

さて、若々しい肌とはどんなお肌をイメージされますか?ハリがあることでしょうか?それともシワが少ないことでしょうか?

ハリはあったほうがいいですし、シワも少ない方がいいに決まっています。

でも私は、若々しい肌とは【回復できる肌】のことだと思っています。

・今日は紫外線をいっぱい浴びてしまった!

・今日は汗をいっぱいかいて、肌がムズムズしている!

そんな日があっても、翌日には元に戻り、肌がきちんと立て直せるという力を持っていることこそが、本当の若々しさではないかと思っています。

美容業界では、次々に新しい美容法が登場しますが、

もし肌が話せるなら、「もう十分頑張っています」と言うかもしれませんよ。

シャレコが23年以上お伝えしてきたことは、肌は鍛えるものではなく、本来持っている力を発揮しやすい環境を整えるものだと思います。

だからシャレコでは、足す美容よりも、刺激を残さない美容を選びアドバイスさせていたいています。

一見すると遠回りに見えるかもしれませんが、これまでの成果が出ている人が答えであるとしたなら、小さい優しいケアの積み重ねこそが、10年後の肌を大きく変えていくと思います。

刺激を与えないことと同時に大事なことは、刺激をブロックすることです。

そのためには、肌の上にベールをまとうことも一つの方法です。

キチンナノファイバーは化粧品の成分なのに洋服をまとったかのような保護力があります。別名、塗る肌着ともいわれているほどです。

肌を刺激から守るスキンケアをした方がいいと感じる方は、ガードも大事になりますので、どうぞご参考くださいね。

 

ただいま、キチンナノファイバー配合の2品が

セットでお買い得です。

 

 

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  • スキンケアコラム著者
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北林 利江

北林 利江

シャレコ株式会社 創業者 スキンケアカウンセラー

・1997年よりスキンケアカウンセラー。 ・2004年ウェブサイト「シャレコ美肌カレッジ」立ち上げ。 ・同年ウェブでの無料肌相談を開始。 ・同年シャレコスキンケア製品を発表。 ・スキンケアカウンセラーとしてアドバイス実績10万人を超える。 ・ミスユニバース ビューティーキャンプ講師。 ・スキンケアメルマガ「シャレコレター♪」は20年間週一回発行。 ・肌トラブル向け特に敏感肌、乾燥肌へのスキンケアアドバイスには好評を得ている。

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