スキンケアの基本

<透明感が失われる理由>シミの原因はメラニン渋滞。

透明感が消える本当の理由。

あなたの肌で「メラニン渋滞」が起きているかもしれません。

年齢とともに肌の水分量や皮脂のバランス、ターンオーバーのリズムは変化します。

しかし、肌全体から透明感が失われていく理由は、単に「年齢」のひと言だけでは説明できません。

近年、くすみやハリ不足、肌老化との関係で注目されているのが、「糖化」・「酸化」・「慢性的な炎症」です。

そして、もう一つ見落とされがちなのが、作られたメラニンが肌の中で「どのように運ばれ、処理されているか」という視点です。

シミは、メラニンが作られた瞬間に完成するわけではありません。

作られたメラニンが細胞の間を運ばれ、受け渡され、肌の中に残っていく過程があります。

シミにお悩みの方は、役目を終えたメラニンがスムーズに片づけられない「メラニン渋滞」が起きているのかもしれません。

メラニン渋滞がしみの原因に

りんごで考える「酸化」と「糖化」の違い

切ったばかりのりんごをどうぞ思い浮かべてみてください。

新鮮なりんごの果肉は、みずみずしく、透き通るような白さをしていますよね。

ところが、切ったままお皿に置いて空気に触れさせておくと、表面は少しずつ茶色く変色していきます。

見た目も美味しくなさそうになっていきます。

これは、身近な「酸化」のイメージです。

私たちの肌も、紫外線や大気汚染、ストレスなどの影響で発生する活性酸素が過剰になると、

肌を構成する脂質やタンパク質などがダメージを受けやすくなります。

美容の世界で、酸化が「肌のサビ」と表現されるのはそのためのようです。

そして、今度は、りんごを砂糖と一緒にお鍋で煮込む様子を想像してみてください。

時間がたつにつれて色は飴色に近づき、生のりんごとは違う質感へと変化していきますよね?

これは糖化を理解するためのイメージであったり、たとえですが、厳密には、お鍋の中の反応と人の体内で起きる糖化は同じ条件ではありません。

しかし、「糖がタンパク質などと結びつき、時間をかけて性質や色合いを変えていく」という点では、

イメージしやすいかと思います。

お肌の酸化、糖化、炎症の違い

 

私たちの体内では、余分な糖がコラーゲンなどのタンパク質と結びつき、段階的な反応を経て、AGEs(終末糖化産物)と呼ばれる物質が生じると考えられています。

 

AGEsが蓄積すると、コラーゲン線維が本来のしなやかさを保ちにくくなり、ハリや弾力の低下につながる可能性があります。

 

また、一部のAGEsは黄褐色を帯びる性質を持つため、肌全体が黄色っぽく、にごって見える「黄ぐすみ」との関係もあるとされています。

 

つまり、シミの数がそれほど増えていなくても、糖化の影響によって肌全体の色調や質感が変化し、「なんとなく老けて見える」「透明感がなくなった」と感じることがあるのです。

 

 

糖化・酸化・炎症は、別々に進むのではなかった!!

 

糖化・酸化・炎症は互いに影響し合いながら、肌の老化に関わっている

ちょっと前までは、酸化は「サビ」、糖化は「焦げ」として、別々の老化現象のように説明されることが多くありました。

しかし、最近では、【糖化・酸化・炎症は互いに影響し合いながら、肌の老化に関わっている】と考えられています。

さきほどのりんごのお鍋に戻ってみると、空気に触れて色が変わるのが、酸化であり、糖の影響を受けて、時間とともに色や性質が変わっていくのが、糖化。

そして、その変化を速める火力のような存在が、【慢性的な炎症】なのです。

弱火であれば、りんごの変化はゆっくり進みますが、火力が強すぎれば、水分は急速に失われ、色や質感の変化も速くなり、最後には鍋底に焦げついてしまいます。

肌も、日々さまざまな刺激にさらされています。

紫外線、乾燥、摩擦、花粉、汗、洗いすぎなどによってバリア機能が乱れると、自覚できるほどの赤みや痛みがなくても、肌では小さな炎症反応が続くことがあります。

このような加齢と慢性炎症の関係は、以前のコラムでお伝えしている(炎症老化)という考え方でも研究されています。

炎症が続くと活性酸素が増え、酸化ストレスが高まりやすくなります。

糖化によって生じたAGEsは、細胞表面の受容体などを介して炎症反応や酸化ストレスに関わることも知られています。

そのため肌の中では、炎症が酸化を進め、酸化と糖化が肌環境を乱し、糖化によって生じたAGEsがさらに炎症へ関わるという循環が生まれる可能性があります。

いくつもの要因が影響し合う、終わりにくいループになってしまうのです。

だからこそ透明感を考えるときは、「シミだけを見ればよい」「糖化だけを防げばよい」という単純な話ではなくなります。

 

メラニンは悪者ではなく、肌を守るボディガードです

 

メラニンは悪者ではありません

 

一般的にシミができる仕組みは、

「紫外線を浴びる」
「メラニンが作られる」
「シミになる」

という流れで説明されることが多いのですが、実は、メラニンが作られた瞬間に、その場でシミが完成するわけではないのです。

そもそもメラニンは、本来、私たちの肌にとって必要な存在で、紫外線を浴びると、表皮の奥に存在するメラノサイトがメラニンを作ります。

メラニンは紫外線を吸収し、細胞の核やDNAが受けるダメージを減らす役割を担っています。

つまり、メラニンは肌を黒くするために作られるのではなく、紫外線から肌を守るために、自ら差しかけてくれる天然の傘であり、ボディガードでもあるのです。

メラニンが作られること自体は、肌の正常な防御反応ですが、問題はその役目を終えたあとにあります。

 

シミの問題は、「作られること」だけでなく「残ること」

 

大切なのは、発生したゴミが予定どおりに回収され、廃棄されて消えていくこと

街のゴミ収集をイメージしてみてください。どれほど美しい街でも、人が生活している限り、毎日必ずゴミは出ます。

ゴミが出ること自体が問題なのではありませんよね。

大切なのは、発生したゴミが予定どおりに回収され、廃棄されて消えていくことです。

毎日ゴミ収集車が来て、スムーズに処理場へ運ばれていれば、街は清潔に保たれますが、道路工事や大渋滞によって収集車が到着できなくなったとしたらどうなるか、そう、回収されなかったゴミは、少しずつ路上にたまり、やがて街全体の印象を変えてしまうのが想像できるかと思います。

 

シミの正体はメラニン渋滞

シミの正体はメラニン渋滞

肌の中でも、これに似た「滞り」が起こります。

メラニンは作られたあと、肌のターンオーバーなどによって、角化細胞とともに徐々に肌表面へ移動し、最終的には垢として排出されていきます。

また、細胞内には不要なものを分解・再利用する仕組みも備わっています。

しかし、加齢や紫外線ダメージ、乾燥、炎症などが重なり、肌のリズムが乱れると、メラニンがスムーズに処理されにくくなることがあります。

すると、本来なら役目を終えて退場するはずだったメラニンが、肌に残りやすくなります。

これが、シミやくすみとして目立つ一因となるのです。

つまり、シミを考えるうえで大切なのは、メラニンを作らせないことだけではなく、作られたメラニンがどのように運ばれ、どのように処理されるかという視点なのです。

 

メラニンは、細胞から細胞へ「運ばれて」いく

ここからは少し専門的になってしまうのですが、メラニンは、表皮の奥にあるメラノサイトという細胞の中で作られます。

メラノサイトには、樹状突起と呼ばれる、木の枝や細い腕のような部分があります。

作られたメラニンを含むメラノソームは、この突起の中を先端へ向かって移動し、周囲のケラチノサイト(角化細胞)へ受け渡されます。

メラニンがメラノサイトの樹状突起先端へ移動し、ケラチノサイトへ受け渡される過程が説明されています。

この輸送と受け渡しを経て、メラニンは表皮の広い範囲に分布していきます。

つまり、シミやくすみは、単にメラニンが「作られる」だけでなく、作られたものが運ばれ、細胞へ受け渡され、残ることによって目立ちやすくなるのです。

ところが従来のビタミンCによるブライトニングケアは、メラニンの産生を抑えるという入口の部分に注目するものが中心でした。

では、メラニンを作らせにくくするだけでなく、その後の「輸送」や「細胞内での処理」にも働きかけることができたら、

ここからが、これまでとは違う発想が始まります。

 

ビタミンC誘導体は、どれも同じではありません

現在、「ビタミンC誘導体配合」と書かれた化粧品は数え切れないほどあります。

そのため、濃度だけを見て選んだり、「ビタミンCならどれも似たようなもの」と思ったりする方も少なくありません。

しかし、ビタミンC誘導体には多くの種類があり、安定性、使用感、得意とする働き、研究されている作用がそれぞれ異なります。

ビタミンCは、もともと酸化によって壊れやすく、化粧品へ安定して配合することが難しい成分です。

その課題を補うため、さまざまなビタミンC誘導体が開発されてきました。

シャレコV20Cセラムの一番シミにアプローチをする成和化成の「iVC®」は、同社の独自特許技術によって開発されたグリセリルアスコルビン酸誘導体のシリーズなのですが、従来から知られるメラニン産生抑制や抗酸化、コラーゲン産生促進に加え、誘導体ごとに【独自の機能】を研究しているビタミンC誘導体のスペシャリストです。

その中でも、シャレコV20Cセラムの中核技術として採用したのが、iVC HGA(表示名称:ヘキシル3-グリセリルアスコルビン酸)です。

単なる「高濃度ビタミンC」でなく、メラニンが作られた後の、輸送と処理の仕組みまで見つめた研究でした。

 

作らせないから運ばせない、ため込ませないへ

 

V20Cセラムの核心

iVC HGAについて成和化成が公開している原料試験では、メラニンの輸送に関わる因子の生成を抑え、メラニンが樹状突起の先端方向へ運ばれるのを阻害する作用が報告されています。

ここが、とても重要なポイントで、一般的なブライトニングの考え方が「メラニンを作らせにくくする」ことだとすれば、iVC HGAが目を向けたのは、その先です。

作られたメラニンが、周囲の細胞へ次々と運ばれていく流れを抑える。

街のたとえでいうなら、ゴミを増やさないだけでなく、渋滞を起こしている輸送ルートそのものを見直すような発想です。

さらに、輸送を抑えられたメラニンは核の周辺へ戻され、オートファジーによる分解を受けることが、試験結果で示されています。

オートファジーとは、細胞が内部の不要物を取り込み、分解し、再利用するために備えている仕組みです。

成和化成は、iVC HGAがメラノソームの存在する部分でオートファジーを活性化することを確認したと報告しています。

整理すると、iVC HGAの研究が示しているのは、

メラニンを作らせにくくする
メラニンの輸送を抑える
細胞が持つ分解・再利用の仕組みを支える

という、多方向からのアプローチです。

「美白成分を一つ加えた」という話ではないのです。メラニンが生まれ、運ばれ、処理される流れ全体を見つめ直した画期的な技術なのです。

 

「糖化」と「メラニン渋滞」を、一つの成分で考える

肌の透明感を奪う要因として、糖化による黄ぐすみや肌環境の変化

そして、作られたメラニンが運ばれ、角化細胞へ取り込まれ、残っていく流れ

という二つの方向に着目し、V20Cセラムが目指しているのは、どちらか一方だけを追いかけるのではなく、透明感を曇らせる複数のルートを見つめて対処することだったのですね

 

さらに研究は、「シミ」だけにとどまりません

iVC HGAでは、オートファジーを軸にした研究が現在も続けられています。

2025年には、紫外線の反復照射によって老化させた線維芽細胞を用いた試験で、iVC HGA処理により細胞老化の指標であるp21の遺伝子発現が低下したこと、細胞の肥大化が抑えられたこと、コラーゲン線維形成の状態が正常細胞に近づく方向へ変化したことが、成和化成から発表されました。

これはあくまでも細胞試験段階の研究であり、化粧品を塗ることで人の肌細胞が「若返る」と断定できるものではありませんが、iVC HGAが単にメラニン産生だけを研究したビタミンC誘導体ではなく、細胞内の恒常性を保つオートファジーに着目し、研究を積み重ねていることは分かります。

透明感だけでなく、ハリや弾力を支える肌環境まで見据えて研究が広がっていることも、私たちがこの成分に可能性を感じる理由の一つでもあります。

 

透明感は「消す」のではなく、「育てる」時代へ

ここまでお読みいただいた方なら、もうお気づきかもしれません。

透明感は、「シミがあるか、ないか」だけで決まるものではありません。

糖化による黄ぐすみ

酸化によるダメージ

日々の慢性的な微小炎症

そして、メラニンが作られ、運ばれ、肌に残る一連の流れ。

これらが少しずつ重なることで、肌は本来持っていた明るさや澄んだ印象を失っていきます。

だからシャレコでは、透明感を「シミを一つ消すこと」だけで考えていません。

透明感とは、隠すものでも、表面を白く見せるだけのものでもなく、肌全体の健やかな働きの中から育っていくものだと考えています。

シミが目立ってから慌てて片づけるのではなく、メラニンが必要以上に作られにくく、運ばれにくく、ため込まれにくい肌環境を目指す。

糖化や酸化によるくすみの要因にも目を向ける。

今日の肌だけでなく、半年後、一年後、五年後の肌まで考える。

そのために私たちが選んで開発したのが、V20Cセラムなのです。

シャレコが一貫して大切にしてきたのは、肌が本来持っている力を信じることです。

肌は、紫外線を浴びればメラニンを作って守ろうとします。

傷つけば修復しようとします。

乾燥すれば、これ以上水分を逃がすまいと懸命に守ろうとします。

肌は、決して間違った働きをしているわけではありません。

 

肌トラブルの背景では、本来は守るためだった反応が長引いたり、作られたものの処理が追いつかなくなったりしていることがあります。

だから私たちが目指すのは、肌を無理やり変えることではありません。

本来備わっている働きが、スムーズに進みやすい環境を整えることです。

V20Cセラムを、単なる「高濃度ビタミンC美容液」として作ったわけではありません。

ビタミンC誘導体という名前や配合濃度だけでなく、どのような研究思想を持った成分なのかを見つめて選びました。

メラニンを作らせにくくするだけではない。

運ばれる過程に着目する

細胞が持つ分解と再利用の仕組みを支える

糖化によるくすみにも目を向ける

その多角的な発想が、シャレコの考える「透明感を育てるスキンケア」と重なったのです。

 

未来の透明感は、今日の一滴から

透明感は、一晩で失われたわけではありません。

毎日の紫外線や乾燥、無意識に繰り返した摩擦、肌の中で積み重なる酸化や糖化、

そして、少しずつ滞っていくメラニンの処理

その積み重ねが、今の肌につながっています。

今日から重ねる小さな習慣が、未来の肌を変えていく可能性もあるということです。

今日手に取るV20Cセラムの一滴は、今日だけのためではありません。

半年後、一年後、そして五年後

鏡を見たときに、「最近、肌がすっきり明るく見える」

「年齢を重ねた今のほうが、自分の肌を好きになれた」

そう思える日のための一滴です

私たちは、ただ化粧品を販売したいのではなく、年齢を重ねることを諦める理由にするのではなく、これからの肌を育てる楽しみに変えていただきたい。

その想いを込めて、シャレコはV20Cセラムをお届けしています。

未来の透明感は今日の一滴から

メラニンは、わたしたちの敵ではなく、紫外線から肌を守るために作られた、大切なボディガードです。

問題は、メラニンが生まれることだけではなく、役目を終えたあとも肌の中に残り、渋滞してしまうこと。

そして透明感を曇らせるのは、メラニンだけでもありません。

糖化による黄ぐすみ、酸化、慢性的な炎症など、いくつもの要因が重なり合っています。

だから、これからの透明感ケアには、単に「作らせない」という一方向だけではなく、作られる前、運ばれる途中、ため込まれる前、そして細胞が処理する流れまで見つめる視点が必要なのだと思います。

透明感は、塗って白く見せることでも、隠してごまかすことでもありません。

肌が本来持つ働きが健やかに巡ることで、少しずつ育っていく、その人らしい美しさです。

肌には、美しくなろうとする力が、最初から備わっています。

その力を信じ、科学の力でそっと支えていくこと。

それが、シャレコの考える新しい透明感ケアです。

これからもずっと探求して、結果につながる化粧品をお伝えしていきたいと思っています。

【40万人以上の実績】
肌トラブルには、シャレコ無料肌相談までどうぞ♪
公式LINEからどうぞ

  • スキンケアコラム著者
  • 新着記事
北林 利江

北林 利江

シャレコ株式会社 創業者 スキンケアカウンセラー

・1997年よりスキンケアカウンセラー。 ・2004年ウェブサイト「シャレコ美肌カレッジ」立ち上げ。 ・同年ウェブでの無料肌相談を開始。 ・同年シャレコスキンケア製品を発表。 ・スキンケアカウンセラーとしてアドバイス実績10万人を超える。 ・ミスユニバース ビューティーキャンプ講師。 ・スキンケアメルマガ「シャレコレター♪」は20年間週一回発行。 ・肌トラブル向け特に敏感肌、乾燥肌へのスキンケアアドバイスには好評を得ている。

  1. <透明感が失われる理由>シミの原因はメラニン渋滞。

  2. 【完全保存版】日焼け後のスキンケア NGケアとOKケア

  3. 美容は30年間進化し続けたのに、なぜ肌トラブルは増え続けている・・・医師が心配するスキンケアとは?

RECOMMEND

関連するスキンケアコラムです

PAGE TOP