ニキビ、シミ、くすみといった肌トラブルに悩む方は多く、保湿ケアや洗顔などスキンケアには気を配っている方がほとんどです。
しかし意外と見落とされているのが、メイク品による肌負担。実際、シャレコのスキンケア相談でも、基本のケアは完璧なのに肌が改善しない方が、メイク品を見直すことで肌が変わった!というケースが数多くあります。
1. 肌トラブルが治りにくいメイク品の特徴
クッションファンデーション
簡単に使えてカバー力も高いクッションファンデーションですが、油性成分が多くニキビやインナードライ肌には不向きです。
特に皮脂や老廃物を排出しづらくなり、毛穴が詰まりやすくなります。また、化学繊維のパフによる摩擦刺激も、しみ・くすみ・赤みの原因になります。
スティックタイプのコンシーラー
シミやニキビ跡のカバーに便利なスティックコンシーラーですが、こちらも油分が高く落としにくいため、トラブルの元になりやすいアイテムです。
特に、洗浄力の弱いクレンジングを使用していると、残留成分が蓄積され、色素沈着や慢性的な肌荒れを引き起こす可能性があります。
2. 肌にやさしいおすすめメイク品
ルースタイプのパウダー
油分ゼロのルースパウダーは、敏感肌・ニキビ肌に特におすすめ。日焼け止め下地の上から軽くのせるだけで、余分な皮脂や花粉・ホコリの付着を防げます。
メイク中も肌が軽く、サラサラ感が続くため、テカリや化粧崩れもしにくくなります。
水性ファンデーション
「ファンデなしだと不安…」という方には、美容液ベースの水性ファンデーションがおすすめ。油分を含まず、しっかり保湿しながらナチュラルにトーンアップできます。
ただし一部の商品には微量の油分が含まれていることがあるため、成分表示をしっかり確認しましょう。
プレストパウダー
軽い油分と美容成分を加えて固形化したプレストパウダーは、ほどよくカバー力がありながら、肌への負担が少ない点が魅力。
天然繊維の木綿パフで優しくのせることで、摩擦や刺激を防ぎながら、美しいメイクを保てます。
3. 肌のトラブルを改善するメイク習慣
- 油分少なめのメイク品を選ぶ
- 刺激の少ない天然繊維のパフやブラシを使う
- 毎日のクレンジングは丁寧に、残留成分を残さない
- メイクはできるだけ短時間で仕上げ、肌への摩擦を減らす
「しっかりカバーするメイクに慣れていて不安…」という方は、まずは1週間でも油分控えめメイクに切り替えてみてください。
肌が落ち着き、シミやニキビが改善すれば、必要な箇所にだけカバーを戻す“ポイントメイク”で、バランスを取ることも可能です。
Q&A:ニキビ・シミとメイクに関する疑問
Q1. ノンオイルのファンデーションでも、肌荒れすることはありますか?
はい。成分や使用方法によっては、ノンオイルでも刺激になることがあります。摩擦を避ける、量を適正にすることも大切です。
Q2. ニキビ肌でもメイクをした方がいいですか?
基本的には肌を休ませることが優先ですが、どうしてもメイクが必要な場合は、ルースパウダーや水性ファンデで負担を最小限に抑えましょう。
Q3. コンシーラーをどうしても使いたいときは?
なるべく油分の少ないリキッドタイプを使い、1点だけに絞ってカバー。帰宅後は速やかに丁寧にオフしてください。
ニキビやシミなどの肌トラブルは、スキンケアと同じくらい、メイク品の見直しが重要です。優しい処方のメイクで、肌をいたわりながら美しさも叶えましょう。