肌荒れ

【肌荒れ】“何を足すか”より“何をやめるか”が近道だった

 

「また肌が荒れている…」

季節の変わり目、寝不足の翌朝、花粉やマスクの刺激など、ちょっとしたことで、すぐに赤みやヒリつきが出てしまう。

肌荒れを繰り返すたびに、

・私は敏感肌だから仕方ない
・年齢のせいかもしれない
・体質だから変わらない

もしかして、そう思ってしまっていませんか?

皮膚科学の視点から見ると、肌荒れの多くは“体質”が大きく影響しているのではなく、バリア機能の一時的な低下によって起こることがわかっています。

そしてそのバリア機能は、正しいケアで整えれば、回復する力を持っています。

 

肌荒れの正体はバリア機能の破綻

皮膚の最も外側にあるのが「角質層」です。厚さはわずか0.02mmと言われており、ラップ1枚ほどの薄さです。

肌荒れの正体はバリア機能の破綻

この角質層が担っている役割は大きく2つあります。

◇水分を保持する

外部刺激を防ぐ

◇このバリア機能が低下すると、

・水分が蒸散する
・微細な炎症が起こる
・赤み・かゆみ・ヒリつきが出る

という肌ダメージの連鎖が起こります。

アメリカ皮膚科学会(AAD)の報告でも、バリア機能低下が炎症性皮膚疾患の発端になると示されています。

また、日本皮膚科学会のガイドラインでも、アトピーや敏感肌の悪化因子として

・過度な洗浄
・摩擦
・乾燥

が挙げられています。つまり肌荒れは、「何かが足りない」のではなく、日々のケアで「壊している」ことが多いのです。

 

洗いすぎが、肌を弱らせる

イギリスの皮膚科学誌に掲載された研究では、強い洗浄成分(高アルカリ性石鹸)を使用した群は、わずか2週間でバリア機能が有意に低下してしまいます。

一方、弱酸性かつ低刺激洗浄群では、角質層水分量が維持されたと報告されています。

ここで大切なのは、「落とす力」より「残す力」だと考えております。

皮脂は悪者ではありません、皮脂は天然のクリームです。

必要以上に水分や皮脂を奪ってしまうと、肌は乾燥し、炎症を起こします。

肌荒れを繰り返す方の多くが、

・ゴシゴシ手でこすって洗う
・泡立てずに洗顔料を塗り広げるクルクルして洗う
・すすぎ回数が多い(10回以上)
・お湯を使う(32℃以上)
・シャワーを直接顔にかけてすすぐ

という習慣を持っています。

洗顔は20秒以内、水に近いぬるま湯の約24℃、泡を顔に乗せたら手で皮膚をさすらず、ただ、泡を転がすだけです。

この「触らない勇気」が、バリア回復の第一歩です。

触らない勇気

※肌荒れしている場合は、頬は肌が薄いところなので、
泡を置いたらすぐに洗い流すくらいでもいいほどです。
Tゾーンに先に泡を置き(15秒)、頬は最後(5秒)です。

 

保湿よりも保水が重要な理由

多くの情報では、「乾燥=油分不足」と説明されています。

しかし近年の研究では、乾燥肌の本質は「角質層内の水分保持機能低下」であることが示されています。

天然保湿因子(NMF)が減少すると、水分は保持できません

セラミドや天然保湿因子(NMF)が減少すると、水分は保持できません。ここで油分を重ねても、内部に水がなければ意味がありません。

日本の角質研究においても、水分量が十分な角質は、炎症を起こしにくいことが確認されています。

だからこそ、

先に“保水”をすることが重要になります。しかも1回ではなく、数回(5~6回)繰り返しつけます。

手のひらで3秒肌に手をおき浸透させます。

時間がない日は、ローションを含ませたシートを数分(5~10分)のせる方法も試して欲しいです。

肌荒れが落ち着く人は、例外なく“化粧水を入れる回数”が違います。

高濃度クリームの塗りすぎで炎症?

欧州皮膚科学会では、「油分過多が毛穴閉塞や微細炎症を誘発する可能性がある」と記されています。

特にインナードライ肌では、「表面はベタつくのに内部は乾燥している」という状態になってしまっています。

ここに高濃度クリームを重ねると、

・毛穴が詰まる
・赤みが出る
・吹き出物ができる

という悪循環になります。

必要なのは厚塗りではなく、薄く均一な保護膜(薄いベール)で保護することです。

近年注目されているキチンナノファイバーの研究では、極薄の生体適合膜が炎症を抑制する可能性が報告されています。

“面で守る”という考え方は、決して新しい理論ではないのですね。

 

摩擦は、想像以上に炎症を起こす

日本の研究で、わずかな摩擦でも炎症性サイトカインが上昇することが確認されています。

・タオルでゴシゴシ拭く
・コットンでこする
・ファンデを叩き込む

無意識の摩擦が、慢性炎症を引き起こしてしまいます。

肌荒れを繰り返す人ほど、“触りすぎている”という動作がないかを確認するといいですね。

塗るのではなく、肌にそっと置く。

押し込むのではなく、そっと密着させる。

それだけでも、肌に出ている赤みは変わっていきます。

寝不足と肌荒れの関係

睡眠不足群はバリア回復速度が遅延することがわかっています。

7~8時間睡眠が理想で、9時間以上の長時間睡眠も、逆に水分補給不足により乾燥を招く可能性があるのです。

起床15分以内にコップ1杯の水を飲んで、カラダ全体に水分を行き渡らせて、軽いストレッチをすると、朝の活動がスムーズになります。

それだけでも血流は変わるんですよ。

起床15分以内にコップ1杯の水

 

シャレコ流スキンケアの考え方

特別な成分よりも、肌荒れに効果を発揮できるのは、スキンケアのつける順番とそのアイテムごとの方法です。

私たちが40万人以上の肌相談データから導いた結論は、

① 触らない洗顔
② 何度も化粧水をつける
③ 薄く守る

たったこれだけで、難しいことはしていません。

ただそうするだけで、

・赤みが落ち着く
・粉吹きが消える
・ヒリつきがなくなる

という変化が起こります。前回のコラムも参考になるかと思います。

【肌の色でわかる】ゴワゴワ、ザラつきがよくなるまでの肌色変化と正しいケア方法

皮膚は、18歳以上になると、約28日周期+自分の年齢分の日数で生まれ変わります。

炎症を止め、水分を保ち、摩擦を避ければ、肌は自然と回復方向へ進みます。

「何を足すか」ではなく「何をやめるか」これが肌荒れ改善の鍵になります。

先ず、肌荒れで見直すことは

もし今、肌荒れで悩んでいるならまずは3日間、

・洗いすぎない
・こすらない
・水を入れる回数を増やす

これだけでも、ぜひ試してみてください。

高価な美容液や難しいテクニックも不要です。(これらは、肌ダメージのある状態では、余計にトラブルの治りを遅くします)

肌は、意外と素直なんですよ。

 

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  • スキンケアコラム著者
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北林 利江

北林 利江

シャレコ株式会社 創業者 スキンケアカウンセラー

・1997年よりスキンケアカウンセラー。 ・2004年ウェブサイト「シャレコ美肌カレッジ」立ち上げ。 ・同年ウェブでの無料肌相談を開始。 ・同年シャレコスキンケア製品を発表。 ・スキンケアカウンセラーとしてアドバイス実績10万人を超える。 ・ミスユニバース ビューティーキャンプ講師。 ・スキンケアメルマガ「シャレコレター♪」は20年間週一回発行。 ・肌トラブル向け特に敏感肌、乾燥肌へのスキンケアアドバイスには好評を得ている。

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