あるテレビ番組で、「30代で更年期障害になり”ぱっと見が相当に老けて見えていた55歳の主婦”が紫根を含む手作り化粧水で蘇ったらしく、なんとお肌の見た目が20歳ほど若返った!」とか。
この反響で、「紫根を煮出した手作り化粧水とか使って大丈夫なんでしょうか?」
というご相談がたくさん届いています。
そこで、今日はこの題材についてお話させていただきます。
これまで♪シャレコレターで紫根のお話は何度か取り上げてきました。
紫根には、消炎効果、真皮などの再生を促す効果が薬理的に研究されている生薬です。
そこに着目して、シャレコでも保湿剤(シャレコクリーム、SPクリーム)に配合しています。
ただ、この紫根(シコン)エキスは、合わない人は顔が赤く腫れあがったり、ブツブツが発生したりするケースもあります。ですので、シャレコのクリームやSPクリームへの配合も慎重にしています。
シャレコクリーム
シャレコSPクリーム
ものすごく神経をつかって、刺激にならずに本来持っている治癒力を発揮できるレベルで配合するようにと研究し、絶妙なバランスで仕上げています。
ということから、紫根を煮出して化粧水をつくることは悪くないのですが、濃度や環境によっては反応してしまうケースがありますので、パッチテストを必ずしてからつけるようにとご案内しています。
また、手作り化粧水にする際、早く使いきるのが基本ですが、防腐効果を持続させるためにアルコールなどを入れると、その影響でインナードライが進むことがあり、他のトラブルにつながるケースもあります。
一回煮出すとかなりの分量が出来るので、腐ってしまいやすく、腐った化粧水を知らずにつけては、かえって肌によくないと考えています。
シャレコでは、単一成分だけが作用して肌トラブルをなくすことはほとんどないですよ!!といつもお話させていただいています。
ですから、テレビに出演された方とまったく同じように、自分もすぐに皮膚がよくなると捉えてしまうのは心配です。
まず、このケースの場合38歳で更年期の症状が出られて肌がボロボロとなられたということですので、この更年期症状が改善されていく過程で、皮膚の正常な代謝や再生力で戻っていき、肌のコンディションが戻った可能性も高いです。
この方にとっては、手作りの紫根化粧水がお肌に合って改善されたという考え方が一番すんなりします。
本当にいろいろな美容法が、ちまたにはたくさん存在します。新しい情報も次から次と出てきます。
シャレコでは、こういったことをトライしてみてトラブルになった方、何をしてもよくならない方がたくさんご相談くださいますので、どうしてよくならないかの要因がだんだんと浮かんできます。
どうぞ新しいケアの方法などにトライする際は、肌のコンディションやトラブルの内容をしっかり見つめた上でお試しくださいね。
ご自分の肌のコンディションがどんな状況なのか、つかめていない場合にはチェックしましょう。
「お肌のトラブルの詳細」をお知らせください。
いつもありがとうございます。
シャレコ
投稿者プロフィール

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・スキンケアカウンセラー
・1997年よりスキンケアカウンセラー。
・2004年ウェブサイト「シャレコ美肌カレッジ」立ち上げ。
・同年ウェブでの無料肌相談を開始。
・同年シャレコスキンケア製品を発表。
・スキンケアカウンセラーとしてアドバイス実績10万人を超える。
・ミスユニバース ビューティーキャンプ講師。
・スキンケアメルマガ「シャレコレター♪」は20年間週一回発行。
・肌トラブル向け特に敏感肌、乾燥肌へのスキンケアアドバイスには好評を得ている。
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