近赤外線の方が、紫外線よりも気になる!
というお声を最近よくお聞きするようになりました。
この「近赤外線」というのは、紫外線よりも降り注ぐ量が多く、さらに近赤外線は波長が非常に長いため、紫外線と比べると透過力も強く、肌の深層部(筋肉)まで到達し、たるみやシワといった老化現象の原因となるということなのです。
また、海外の論文等では日光湿疹などの赤く細かいブツブツなども近赤外線の影響によるものではないか?とも考えられています。
そのため、通常のUVカットでは防げないということで、最近では近赤外線を予防できる処方の日焼け止めの開発や販売をされるようになりました。
私も近赤外線対策のUVカット剤の処方については、以前から取り組んでいますが、まだ処方の確定はしていません。
一説によると「抗酸化作用のある成分」が有効であるとも一部では言われており、UVカット剤に対策せずとも、スキンケアのベースの時点で抗酸化作用成分の入った化粧品でケアすればいいとも言われています。
その点では、シャレコの基礎アイテムも、抗酸化作用(アスコルビル酸Na、トコフェロールなど)のある成分は入っているので、近赤外線対策にもなるのではないかと思います。
また、今回販売を開始した(2017年8月)アクティブプラスファンデーションは、アスリート向けの開発がスタートだったので、運動による活性酸素による老化スピードが速くなるため、
抗酸化作用成分も意識して処方してありました。
抗酸化作用がビタミンCの約340倍と言われる「ピクノジェノール」や、活性酸素を消去すると考えられている「アスタキサンチン」などエイジング対策成分もたっぷり配合してあるので、近赤外線対策にはなるのではないかと思われます。
ただ、いつもお話するとおり、成分の作用というのはビタミンCの約340倍となった「ピクノジェノール」の成分が入っているからと言って効果が340倍になるワケではなく、
化粧品やメイク品の配合成分は、配合する成分の組合せや相性が重要なんですね。
話がそれてしまいましたが、紫外線よりも怖いと考えられる近赤外線もまだまだ未知な部分がたくさんあり、その対処方法も研究段階のようですので、現段階ではコレ!ということは言えない状況なのかなと思っています。
必要以上に怖がる必要はないかと思いますが、対処できるものは対処したいので、引き続き、海外の皮膚の学会論文などもいろいろ調べてみようと思います。
いつも最後までお読みくださり、ありがとうございます。
シャレコ
投稿者プロフィール

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・スキンケアカウンセラー
・1997年よりスキンケアカウンセラー。
・2004年ウェブサイト「シャレコ美肌カレッジ」立ち上げ。
・同年ウェブでの無料肌相談を開始。
・同年シャレコスキンケア製品を発表。
・スキンケアカウンセラーとしてアドバイス実績10万人を超える。
・ミスユニバース ビューティーキャンプ講師。
・スキンケアメルマガ「シャレコレター♪」は20年間週一回発行。
・肌トラブル向け特に敏感肌、乾燥肌へのスキンケアアドバイスには好評を得ている。
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