5月から急激に照射量が増える紫外線。
そろそろUVカット剤の数値を上げようと思っている方も多いことでしょう。
●SPF値は、赤くヒリヒリさせない効果の持続時間の単位を示します。
●PA値は、シワ、しみになる有害な波長をブロックする度合いです。
ちょっとした外出でしたら、SPF10でも十分ですが、
長時間となるとSPF20以上あるといいですね。
SPF50くらいのものだと、処方次第では、肌に負担になるものも多くあります。
ノンケミカル処方のSPF50でしたらまだ選択の余地がありますが、
ノンケミカル処方でないものは、できるだけ避けたほうがいいでしょう。
また、気になるのが、乳幼児のUVケアですね。
子供は外に遊びに出かけると、長時間日光に当たり続けることが多いですから、
日焼け止めをつけてあげるお母さま方が多くいらっしゃいます。
でも、気をつけてほしいのがこういうタイプの日焼け止めです。
●汗や水に強く、効果が長続きするウォータープルーフタイプ
●ベタつきにくい乳液タイプ
こういったものは合成の成分はもちろん、密着性の高い基材が多く使われています。
乳幼児がこういったものをつけても、お子さんにクレンジングまでしている人はごく一部です。
クレンジングでないと落ちないようなUVカット剤もベビー用なのに多くあるので、普通に石鹸で洗い流しただけだと落ちていない可能性が高いです。
では、それがどういけないか?
まだ、代謝が活発なので、大人ほど早く出ては来ませんが、
毎回落としきれていない成分が蓄積して、数年後にはシミやくすみという現象になってしまいます。
通常の日焼けでしたら、秋から冬にかけて顔の色が元に戻っていくのですが、
いつまでもほんのり黒いままいうことになりがちです。
ですので、やはりクレンジングを自分でできるくらいの年齢になるまでは、
こういったウォータープルーフタイプのものは使わないほうがいいでしょう。
乳液タイプも皮膚刺激がある場合があります。
低刺激と書いてあっても、安心はできません。
子供の皮膚はまだ出来上がっていませんから大人と比べて、薄いです。
低刺激用に作ってあるといっているものの成分を見ても、これは?と思うものばかりです。
ザクっとした見分け方のヒントとしては、
カタカナ文字でやけに長い成分名がたくさんあるかないか?
で判断していいでしょう。
本当に気をつけたいですね。
私は、娘が1歳で保育園に入ったとき、今どき珍しい裸保育だったので、
毎日紫外線をずっと受けていましたが、
市販のUVカット剤は、とても怖くてつけられなかったので自分で開発しました。
油分がまったく入っていないので、洗う時にクレンジングをしなくても大丈夫です。
だから子供にも安心して使わせることができます。
このUVローションは、どちらかというと公園の散歩や
1.2時間程度の外遊び向きで、リゾートなどではちょっと厳しいですが、
肌に悪い影響を与えるのをできるだけ防ぐほうが、
肌にとっても将来にとっても良いと考えております。
いつも最後までお読みくださり、ありがとうございます。
投稿者プロフィール

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・スキンケアカウンセラー
・1997年よりスキンケアカウンセラー。
・2004年ウェブサイト「シャレコ美肌カレッジ」立ち上げ。
・同年ウェブでの無料肌相談を開始。
・同年シャレコスキンケア製品を発表。
・スキンケアカウンセラーとしてアドバイス実績10万人を超える。
・ミスユニバース ビューティーキャンプ講師。
・スキンケアメルマガ「シャレコレター♪」は20年間週一回発行。
・肌トラブル向け特に敏感肌、乾燥肌へのスキンケアアドバイスには好評を得ている。
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