「ささくれ」のお話です。

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寒くなり、乾燥してくると指先にピョコピョコ現れて厄介なのが「ささくれ(さかむけ)」

今回は、このささくれの原因とケアをご紹介いたします。

【ささくれの原因】

1.乾燥

ささくれの原因として最も多いのが乾燥です。
指先もお顔と同じように、水分と皮脂の混ざったものが皮膚を守っています。

ですが、乾燥によって水分・皮脂が不足してしまうとキメが乱れて、剥がれてしまいます。

水仕事や手洗い、シャンプーの影響で乾燥が進むことがあります。

お顔のお肌が「洗顔のしすぎ」で乾燥していってしまうのと同じですね。

ゴム手袋をしたり、小まめにクリームを付けるなどの対策をしましょう。

2.ネイル・ジェルネイル

除光液は皮膚の部分に付くと揮発する時に水分が奪われるので乾燥しやすくなるようです。

特に除光液に含まれる「アセトン」という成分は油脂を溶かす力が強いらしく、揮発性がとても高いため出来るだけ「アセトン」を含まないものを選ぶと良いですね。

また、ネイルケアの際に甘皮を必要以上に取り除いてしまうと断面が乱れてささくれが出来やすくなってしまうケースも。
多くても、10日から2週間に一度くらいにしましょう。

3.たんぱく質・ビタミン不足

皮膚を作るたんぱく質、肌の状態を健康に保つビタミン類を積極的に摂取するようにしましょう。

ビタミンは、ビタミンA ・B2のように皮膚や粘膜を健康的に保つ役割のものB6のように皮膚障害の予防に効果的なもの、Cのように肌を美しく保つもの、Eのように傷の治癒に役立つ

など、さまざまな役割があります。

息子は、よくささくれ立っているのですが、きっとこれに該当しそうです。

4.血行・体調の不良

指先に充分に血が行き渡らないと、栄養や酸素が不足してしまい健康な皮膚を保てなくなってしまいます。

また、体調が良くない時は、体を治すことに集中するので、皮膚の再生に使われる分の血流・栄養が不足します。

【ささくれが出来てしまった時のケア】

まず、手や毛抜きで無理やり引っ張って取るのは絶対にNGです。

経験のある方が多いと思いますが、引っ張ると健康な皮膚まで一緒に抜かれて範囲が広がったり、深く傷ついて出血してしまうことがあります。

また、抜けた所から細菌が入りひどいと化膿してしまうリスクもあります。

見つけたらすぐに取りたくなり、つい引っ張ってしまいがちですが、皮膚構造が乱れて、周辺にまたささくれが出来やすくなるので悪循環ですからこの方法は避けてください。

お勧めの方法としましては

指先も保水・保湿を行う

お肌のケアのついでに、指先にもローション・クリームをつけるようにして日々ケアをしましょう。

2.指先をマッサージして血行を良くする

指の根元から指先に向けて一本一本マッサージをしていきます。指先は、爪の横を揉みほぐすようにすると効果的です。

マニキュアを塗る前や、除光液を使った後にオイルケアと一緒に行うのも良いですね。

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いつもお読みくださりありがとうございます♪

シャレコ

┏...━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━...
┃西川のり子先生の中医学的ワンポイントアドバイス
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わたしが子供の頃、「ささくれ」ができると「親不孝」と言われました。

その理由は好き嫌いが多いと「ささくれ」ができやすいからだそうです。

中医学的にみても好き嫌いが多い説は、納得できます。

シャレコレターにもあったように「ささくれ」は、乾燥によって生じます。

乾燥は、皮膚の外側だけではありません。

内側からも乾燥します。

本来、人間のお肌は、化粧品やハンドクリームがなくても内側から潤すことができます。

ところが、現代人は偏った食事や睡眠不足、目の使い過ぎ、ストレスにより血を含む体液が不足気味です。

皮膚は身体の一番外側に位置し、血を含む体液が不足していると潤おすことができません。

また気(目に見えないエネルギー)は、血や体液をトラックのようにのせて体中を巡ります。

排気量が少なくエンストばかり起こすトラックでは目的地まで辿りつけません。

身体の末端に位置する指先まで血や体液を届けることができず、ささくれができてしまうのです。

そこで、外側から潤おす化粧品やハンドクリームの助けが必要です。

指先のケアをするときは、ついでに気血の巡りをよくしましょう。

まず、手の平から脇の下に向かって腕の内側を軽くなでます。

脇の下まできたら、肩から腕の外側を手の甲に向かってなでます。

このとき、指先の先までなで切りましょう。
こうすることで気の流れがよくなり、血を含む体液の流れもよくなります。

ところが、いくら指先のケアをしても「ささくれ」が改善されないことがあります。

これは血が不足しているサインです。
消化のよいものを腹八分目よく噛んで食べ栄養をきちんと吸収しましょう。

睡眠不足、目の使いすぎ、考え過ぎは血を消耗させます。

何も考えず、ぐっすりと睡眠をとりましょう。