慢性の【肌の摩擦】による肌トラブルに要注意!

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さて、今日は「慢性の摩擦」についてです。

・頬にトライアングルのような三角形や楕円状の広範囲にシミがある
・まぶたに黒ずみがあって、いつも茶色のアイシャドーをつけたような感じがする
・フェースラインのニキビやニキビの跡がなかなかよくならない

という相談がよくあります。

いつもどおりにヒアリングしていくと、インナードライはあるものの原因となるような決定的なアイテムを使っているわけではないのにどうして?というときがあります。そんなとき、私が一番気にするのが「肌の摩擦」です。

毎日コットンを使って化粧水をつけている人は、ニキビの治りが確実に遅いというデータがありますし、チークをつけたり、アイシャドーをつけるブラシの毛やスポンジが硬く痛いものですと、毎日摩擦を起こしてしまいます。

対面カウンセリングで60代の方でしたが、頬に三角形の大きなシミができてご相談された方と一緒にレッスンしたときのこと、まさにチークをつけるときに、そのシミの形どおりにつけていらしたので、そのシミの原因がチークだとわかったことがあります。

30年以上同じ場所にチークをつけていらしたとのこと。(ご自分では、チークが原因と考えもつかなかったとおっしゃっていました)

毎日同じ場所に、同じ動きで摩擦を繰り返すことがどれだけ肌に刺激を与えてしまうのかというケースでした。

その後は、手でのせるようにつけるか、馬やリスの毛を使ったブラシを使うかするようアドバイスして、その方は手でつけるようにされたのですが、4年ほどでかなりシミが薄くなられましたので、私も安心しました。

チークに含まれている油性原料が鉱物系のものだった影響もあります。また、チークなどは色落ちしにくいようにマットにつくように研究して造ってあるので、クレンジングのときに落としにくいケースもあります。

特にアイメイクはしっかり落とそうと専用のクレンジングやオイルクレンジングを使って落としてしまうとスルっと落ちて簡単なのですが、皮膚にとっては必要以上の皮脂まで奪いとられてしまうため、インナードライが加速して、代謝ペースの乱れによって、どんどんくすみが増してしまいます。

ちゃんと落としているはずなのにどうして色素沈着するの?という場合は、使っているアイシャドーやマスカラ、アイライナーなどのアイテムを見直し、簡単に落とせる、そして肌に負担のかからない成分のものを使うことが大切になってきます。

「じゃあシャレコさん、どれを使えばいいのですか?」という質問をたくさん受けます。

残念ながら「コレだ!!」というものは探しきれていません。メイク品についても皆様から開発のご要望が高く、いずれはご用意できたらと思っていますが、今はすぐにトラブルを改善できるスキンケアのアイテム開発を優先しているので、まだしばらく先になりそうです。本当にごめんなさい。

少し話しがそれましたが、「慢性の摩擦」で実は一番の原因になっているのが、「スポンジ」でファンデーションをつけることなのです。

これまで約のべ6万人近くのカウンセリングをしてきて、スポンジを使ったメイクを20年以上している人にシミが多いというデータがあります。
年頃からメイクを始めてずっとスポンジを使ってメイクしてきた人はシミになる可能性がすごく高いということです。
なので、私は鉱物油はもちろん、油すら入らない水性ファンデーションを手でつけるようにアドバイスするのは、将来の肌にシミやくすみ、エンドレスニキビになってほしくないからなのです。

★手でつける水性ファンデーションのつけ方はこちらにあります。

あなたのスキンケアの中で何か肌の摩擦になる行為していませんか?もし、気づいたらすぐにファンデーションなどは置いて乗せてつける方法や使うブラシの質を変えてみてくださいね。