マイクロビーズ入り洗顔料で人体、環境に影響?のお話です

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マイクロビーズについて

スクラブ洗顔はシャレコでは、皮膚を刺激してシミやくすみの原因になるということでオススメしていませんが、

古い角質を取るケアでつるつるの肌に!というコンセプトのメーカーでは、スクラブ洗顔料を推奨するケースがあります。

このスクラブ洗顔料もそうなのですが、歯磨き粉にも含まれるマイクロビーズという言葉を聞かれたことはありますか?

マイクロビーズは、とても細かいプラスチックの粒子で、洗顔や歯磨き時に角質や汚れを物理的に落としやすくするということで、添加されています。

これが、洗顔や歯磨き時にすすぎの水と一緒に下水管を通って排出されますと、微粒子なので、下水処理施設のフィルターをも通り抜けてしまい、そのままの形で湖や池、海などに流れついてしまうそうなのです。

マイクロビーズは、毒素や重金属などの有害物質や汚染物質を吸収する性質があるらしく、魚たちがこれらの有害物質を吸収した粒子を食べてしまうため、

その後、人間がその汚染された魚を食べるだけではなく、食物連鎖に「有害物質や毒素」を組み込む要素になってしまうとのこと。

ということで、アメリカでは昨年から「マイクロビーズ除去海域法」という法律が成立し、マイクロビーズ入りの洗顔料や歯磨き粉の製造が禁止になったそうです。

日本では、いつもアメリカよりも数年遅れて浸透するのですが、いち早く気づかれた日本のメーカーではプラスティック素地のマイクロビーズを使わず、

コンニャクなど植物を使った粒子(ビーズ)を使って対処しているところもあるようです。

自分のお顔や歯をキレイにするためなのに、まさか健康に悪影響を及ぼしかねない、さらに地球環境まで影響させてしまうとは。

私は、年に1回くらいですが海岸清掃に行きます。

その理由は、化粧品の容器は使い終わるとゴミとなってしまうのですが、

ゴミになるものを出してしまう業種であり、その仕事に就かせてもらっていることへの責任を感じていることと、

そのおかげで私をはじめ、スタッフが生活させて頂いていることへの感謝を込めてです。

子孫にステキな地球を遺したいので、せめて汚さないようにと微力ですが、仲間たちとゴミを一生懸命拾います。

たった100mの海岸に出るゴミが2tトラック3台分もあります。

日本の海岸の距離は、もっとはるか長い距離なので、ゴミの量がどのくらいかおわかりいただけると思います。

プラスチックは、生体分解されないので必ずゴミとして浜辺に打ち上げられたり、藻にからまっていたりして沈んでいます。

魚たちも「これ何だろう?」って思っているだろうな?食べられないのかな?とか考えながら拾うのです。

拾った後にふと海を見ると、キラキラ輝いて「ありがとう」って言ってくれた気がします。

話がそれてしまいましたが、完全な地球エコができないもどかしさと反省がいつもあるのですが、これからもこのように情報発信や行動などできることを続けて行きたいと思っています。

いつも最後までお読みくださり、ありがとうございます。

シャレコ