「スキンケアにかける時間によって肌に差が出るのか?」のお話です。

シェアする

冒頭のとおり「テレビを見る間を惜しんでも肌のお手入れをする!」と聞いたので、世の中の皆さんは、一体どのくらいスキンケアに時間をかけているものだろうかと素朴な疑問が湧き、調べてみると、

【ポーラ・オルビスホールディング調べ】のデータが興味ある内容でした。

そこでは、首都圏在住のスキンケアを行っている女性1557名(15-64歳)を対象とした調査で、スキンケアにかける時間は?という問いに対して女性全体では、朝11分、昼2分、夜13分という平均で、スキンケアに熱心だという方でも、朝15分、昼3分、夜20分だそうです。

こうやって見てみると、一日26分-38分は、スキンケアをしているということになります。シャレコでご案内している方法だと、ローションをつけるのにはけっこう時間がかかるのですが、他はササっとつけられるので、どちらかというと平均以下で済むのではないかと考えています。

さんは、何分くらいお手入れに時間を使っていらっしゃいますか?

過去に多々あるご相談の中で、アイテムの数が多く、夜のお手入れだけでも実に1時間もかかるという方もたくさんいらっしゃいましたが、それだけ丁寧にお手入れしていても、お肌のトラブルが発生して、シャレコにご相談くださっています。

ただ、ここ数年は「時短」の人気があるため、オールインワンでケアが楽になっている方と、長い方とに分かれる傾向もありそうですね。

一番、よく起こるケースが、皮膚表面にめくれが生じるほどのダメージが進んでいるのに、お肌に潤いを与えないと!とローションパックを何回も行ってしまっていたり、保湿効果の高いものを重ねづけしてしまって、油性基材で被れてしまっているということもあります。

やはり、自分に合ったアイテムで、アイテムの役割がちゃんと発揮できるつけ方やつける分量で、シンプルにケアするのがよさそうですね。何か、ご自身の中で「これって足りてるのかしら?」、「これってもしかして多すぎ?」など判断ができない場合には、いつでもサポートまでご相談ください。

件名に「化粧品の使い方チェック」、お名前、年齢、肌のトラブル内容、使っているアイテム、チェックしてもらいたいアイテムを記載の上、

下記までメールください。

support@shareco.co.jp

<西川のり子先生の中医学ベースの体内スキンケア>

スキンケアに時間をかけたからといって、思い通りのお肌になるわけではないと考え方に同感です。

西洋医学の治療を「木を診る」、東洋医学の治療を「森を診る」と例えます。

肩こりがつらい時、肩をマッサージすれば楽になります。
しかし、マッサージだけで肩こりを解消することはできません。

マッサージをすると気持ちがよいからと長時間行うと、揉み返しや筋を痛めてしまうこともあります。

お肌も同様に思います。
「お肌は内臓の鏡」という言葉があります。

どんなに評判のよい化粧品をたっぷり使っても、スキンケアを熱心に行っても、不規則な生活、偏った食生活、運動不足、ストレスまみれだとしたら、お肌をキレイにすることはできません。

またシャレコさんがおっしゃる通り、スキンケアを熱心にし過ぎるとお肌を傷めることになりかねません。

そこでお願いがあります。
スキンケアにプラスして、気血水が全身をスムーズに巡る努力も行って下さい。

お肌の新陳代謝を活発にするには、気(目に見えないエネルギー)が全身をスムーズに巡っていなければなりません。
お顔の部分だけ気が巡っているわけではないからです。

お肌の細胞は血によって作り出されます。
肩や首が血行不良であれば、お顔の血も滞ります。
するとシミができやすい、くすみが起こります。

血行不良により、血が届かず血が不足することもあります。
よってお肌が敏感に傾く、傷が治りにくいといった症状も起こりやすくなります。

水(正常な体液)が滞るとむくみが生じます。
水スムーズに巡ることができないと、お肌が水分不足となり乾燥することがあります。

お肌は本来、飲食したものを変化させ体の内側から潤します。
体内の水分が不足していると、身体の一番外側に位置するお肌を潤すことができないというわけです。

これがいわゆるインナードライです。
せっかくたっぷりお肌に化粧水を吸収させたのに、数時間経つともう乾燥してしまう。
お肌は、体内が乾燥していることを教えてくれているのです。

スキンケアは毎日、2~3回行います。
1日に1回でよいので、ストレッチやテレビ体操、ヨガ、太極拳など気血水を巡らせることも行ってみて下さい。
続けることでスキンケアとの相乗効果が期待できます。