【鼻のテカリ】「どうして最近、鼻の頭がテカるのか?」のお話です。

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これまであまり目立たなかった鼻の頭のテカリが気になる ! というご相談がよくあります。

普段からさほど皮脂で肌がテカってしまうことがない方も、その年ごとで珍しく鼻の頭がテカってしまうことがあります。

この鼻の頭のテカリは何かと関連があるのかと考えた時、「もしかして気温差?」と浮かんだので、統計を取ってみました。

鼻のテカリは気温差の影響?

実は、鼻の頭がテカるのは、気温34℃以上の日が続いた後に急に気温が下がった日の【翌日の午後】に起きているようなのです。

考えられる大きな要因は、34℃以上の日の肌への保水環境です。確かに気温が高く肌の調子がいいと、あまり鼻に丁寧に化粧水をつけなくなるのが大きく影響しているようなのです。

肌表面が皮脂で覆われていても、角層の水分量が不足してしまうと、角層内の水分量を維持するための防御機能が作用し、皮脂が過剰に分泌されてしまいます。

肌表面は一見すると乾いてはいないのですが、肌の内側に水分が保たれていないので、肌本来の水分保持ができていない状況になり、「インナードライ」にもなってしまいます。

そして、このインナードライは知らず知らずに進行してしまうため、気づくと肌荒れ、シワ、たるみ、シミなどにつながってしまいます。

肌にベタつきは感じるのだけれど、洗顔後は肌がつっぱったり乾燥して、カサカサするのが特徴です。

インナードライになり、肌の水分量が少なければ、それを補おうと皮脂が過剰に出始めるので、特に気温が34℃以上あった次の日に気温がぐっと下がったりすると、前日と同じケアの意識のままだと水分は失われた状態のため、気温低下による乾燥も加わり、肌コンディションが急速に低迷してしまうのです。

鼻のテカリには気温差も関係するのか

鼻のテカリ対策には化粧水

ということで、気温が下がった日の夜のお手入れは【鼻の頭】から化粧水をしっかりつけるようにしてみたところ、あれほどのテカリがなくなっていました。

まさか、気温差が原因でインナードライが進み、皮脂の量が多くなるとは普通は思わないでしょう。

保水をたっぷりしてインナードライを解消しながら皮脂コントロールができるようになると鼻のテカリも減っていきます。

鼻の皮脂は、取れば取るほど分泌されます。最近では、油とり紙によって皮脂が取られすぎてしまうことが実証されて、ほとんどの方が使わなくなり、

その代わり、 脂浮き を感じたらパール剤の入らないルースパウダーに皮脂を吸収させて天然のツヤをつくるということが定着してきています。

鼻のテカリには保水のための化粧水をたっぷりつけてください。

パウダーで鼻のテカリ対策

インナードライケアの一番重要ポイントの「保水」とパウダーによって皮脂を粒子に吸わせて皮脂コントロールをするという方法!

これを取り入れることで、鼻のテカリ対策はできるということですね。

キチンナノファイバー配合シャレコSPパウダー

鼻のテカリ対策は、毛穴の黒ずみの予防にもなります。それは、皮脂がつまったり、皮脂が紫外線に当たると酸化が起こり過酸化脂質となります。

この過酸化脂質は炎症や肌荒れの原因にもなるのです。

この気温差によるお手入れ不足によるテカリ以外に、テカリ(脂浮き)が過剰に出てしまう原因は以下のとおりです。

1.熱いお湯でのすすぎや長期にわたる石鹸の使用

2.紫外線の影響と摩擦による刺激

3.アルコール入りの化粧品の使用

4.こまめに脂を拭きとること

5.密着の高い日焼け止めやファンデーションの使用

鼻のテカリをなくすためのお手入れ

「落としすぎ」と「保湿剤の与えすぎ」を止める!ことでテカリ鼻は改善できる?!

鼻の脂をなくすための基本は、やさしく丁寧に「落とす」ことで、しっかり落とそうとゴシゴシしたり、何度も洗顔料で洗わないこと。

鼻のテカリには、洗顔し過ぎないこと

そして、肌の足りない水分を補うことにフォーカスをし、乳液や保湿剤を「与えすぎない」ことです。

皮脂が出ているところは、乳液や保湿剤をつけなくても皮脂がその代わりになります。

あえて、脂っぽくなるところには化粧水のみで保湿剤はつけないよという状況をつくって様子をみてください。

保水がしっかりされて、皮脂がコントロールされてくると、テカリは改善されます。鼻のテカリだけでなく、額のテカリにも同じケアをされると効果的です。

化粧水のつけ方ですが、鼻や額のテカリがある場合、手に取りだしたら両手に広げて頬から手を置くのではなく、鼻の頭に両手をおくようにしてつけます。

手についた化粧水を鼻が吸収していくイメージです。そのあとに、額とアゴに両手を置くようにしてつけた後、頬などに移ります。

化粧水をつける部位の順番を脂っぽいところからつけていくだけでも、皮脂量が減って肌コンディションは整いだします。

この時、化粧水が高保湿だと皮脂の量は減っていきませんので、保水力の高い化粧水を選ぶようにしてください。

よく、化粧水をつけてもフタをしないといけない!といわれますが、もう十分に皮脂が出ているのでフタはできています。皮脂の過剰なところは、安心して化粧水のみで大丈夫ですね。

シャレコ

投稿者プロフィール

シャレコ・スキンケア創業者 北林利江
シャレコ・スキンケア創業者 北林利江
・スキンケアカウンセラー
・1997年よりスキンケアカウンセラー。
・2004年ウェブサイト「シャレコ美肌カレッジ」立ち上げ。
・同年ウェブでの無料肌相談を開始。
・同年シャレコスキンケア製品を発表。
・スキンケアカウンセラーとしてアドバイス実績10万人を超える。
・ミスユニバース ビューティーキャンプ講師。
・スキンケアメルマガ「シャレコレター♪」は20年間週一回発行。
・肌トラブル向け特に敏感肌、乾燥肌へのスキンケアアドバイスには好評を得ている。