「夏の突然の湿疹、どう対策すればいいのか?」のお話です。

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「なんだかお肌が痒い!」と思ったら、顔中に湿疹ができてしまった!!

ということが、夏場に起こりやすいようです。

突然の湿疹・皮膚炎になってしまった際に、皮膚科受診をされると、使用する薬には主に塗り薬、飲み薬の2種類があります。

たいていは、最初に塗り薬を使用します。なぜなら塗り薬は局所的に作用するので全身への作用を気にせず、手軽に利用出来るからなのです。

塗り薬には、主にステロイド外用剤、非ステロイド性抗炎症外用剤(非ステロイド剤)があります。

症状がひどい場合や薬が効きにくい部分にはステロイド外用剤を使用して、症状が軽い場合や患部が広範囲の場合には、肌が敏感でデリケートな部分に使われる非ステロイド剤を使用するなど、症状、疾患部位などによって使い分けます。

最近では、症状が比較的軽い場合でも悪化防止のために、ステロイド外用剤を早い段階で使うケースが増えてきています。

この段階では、一旦湿疹がなくなり治ります。

ところが、薬をやめて数日するとまた湿疹が出るという現象に なることがよくあります。

ここがターニングポイントなのですが…、

「その湿疹の原因は何なのか?」に焦点をあてることが大切。

例えば、汗によるものだとしたら、薬をいくらつけていても、汗をかく都度湿疹が出るようになると考えられますし、元はというと、汗に反応する肌状況にあったのかも知れないと考えるのが先なのではないでしょうか?

こうも考えられます。汗を拭くときのハンカチに柔軟仕上げ剤がコーティングされていて、ハンカチで汗を拭く際の手加減の具合で、皮膚に損傷が起こっているところに柔軟仕上げ剤の保護成分が付着し、かゆみにつながっているかも…と。

また、外的要因が影響して出た場合でも、やはり肌のコンディションが悪くて出てしまったとも考えられます。

夏場は、皮脂がたくさん出る上に、濃厚な化粧水や乳液、保湿効果の高いクリームなどで保護しすぎてしまっているのが、かゆみや湿疹の原因になっているケースもよくあります。

このような場合、引き算のお手入れをしただけで、湿疹や痒みがなくなるのです。

となると、やはり薬で治すことも大切ですが、ここにフォーカスして、一旦ご自分のスキンケア方法や使っているアイテムをチェックしてみるといいでしょう。

もし、急な湿疹や痒みが出ましたら、どうぞお早目にご相談ください。

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