メイク落とし

【定説1】クレンジングは、クルクルと手を滑らせると良い?

クリームやジェル、そしてオイルなど、様々なタイプがあるクレンジング剤。

あなたは普段、どんな風にメイクを落としていますか? クレンジングには「クルクルと手をすべらせると良い」という定説があります。

まちがい

クレンジングの際は、できるだけ摩擦をしないことが大切です!ところで、皆さんは毎日どのくらい、クレンジングに時間をかけていますか?

クレンジング、一番初めに何をすればいいの?

「メイクを落とす際には、指先はできるだけ使わない!」というお話はご存じですか?

意識していなくても、指先には力がとても入りやすく、摩擦のしすぎがシミの原因や毛穴に汚れを押し込めることにつながってしまうから指先は使わないようにします。

また、クレンジングの際は、必ず「手を置いて離して…」を繰り返し、クレンジング剤を顔全体にペタペタとなじませましょう。

すべりが軽くなってから、弱めの力でそっとなじませると良いですね。そうしていくと、だんだんとメイクアップ料の顔料(肌色の部分=天然岩石などの粉を砕いたもの)が浮いてきて、よれてダマになります。

理想のクレンジング、目安は40秒?!

ところが、このダマ部分まで「透明にするまでこすらなきゃ!」と肌をなで続ける方がいらっしゃいます。

実は、これが問題です! 透明になりにくいダマを無理にこすり続けると、肌に刺激を与えやすくなります。

また、クレンジングは40秒以内になじませられるものが理想です。

時間が長くなればなるほど、どんどん皮膚は摩擦によるダメージを受けるからです。

それが繰り返されると、いつの日か突然の肌荒れが始まる…ということにつながるのです。

また、乳液やUVカット剤、ファンデーションなどに含まれる油分の量によっても、クレンジング剤のなじみ方が違ってきます。

油分が多いとなじみにくかったり、メイクが浮かなくなり皮膚に負担をかけることがあります。

「顔のくすみが取れない」などの肌トラブルの原因は、【摩擦】にあると言っても過言ではないのです。

使っているUVカット剤やファンデーションはできるだけ油分カットのものを選び、クレンジングの際は「皮膚摩擦をなくす」ことを意識すると、美肌がキープされやすくなりますよ!

クルクルは、肌トラブルの原因に?

「できるだけ、優しくなじませたい」と思っていても、厚めにつけて落ちにくいメイクの日には、手のひらもしくは指の第2関節辺りの腹で肌にクレンジングをなじませてください。

余計な力が入らないので、摩擦によるシミの心配が低くなります。

ポイントとしては、手首の力を抜くことです。それだけでも違ってきますよ。

また、いつも当たり前に使っている量が足りていない場合もあります。

少ない量で一生懸命になじませようとすると、肌をギシギシと摩擦してしまいます。

いつもより多めに出してみて、その方がなじみが良いようでしたら、量を見直してみると良いでしょう。

そして、案外見落としがちなのが、クレンジング剤には「濡れた手で行ってはいけないタイプがある」という点です。

乾いた顔、乾いた手でクレンジング剤を使います。

湿気の多い場所だと親水性が先に働いてしまうことがあり、メイクの油分を浮かしにくくなることがあります。どうぞ、その点に気をつけてみてください。

さあ、いかがでしたか?いままで時間をかけすぎていませんでしたか?もしも当てはまるようでしたら、さっそく今日からクレンジングの仕方を見直してみてくださいね。

いつも3分くらいはクルクルしていたと思います。ダマダマを消さなくちゃと、意地になっていました!消えるものではなかったんですね。反省しています・・・

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  • スキンケアコラム著者
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北林 利江

北林 利江

シャレコ株式会社 創業者 スキンケアカウンセラー

・1997年よりスキンケアカウンセラー。 ・2004年ウェブサイト「シャレコ美肌カレッジ」立ち上げ。 ・同年ウェブでの無料肌相談を開始。 ・同年シャレコスキンケア製品を発表。 ・スキンケアカウンセラーとしてアドバイス実績10万人を超える。 ・ミスユニバース ビューティーキャンプ講師。 ・スキンケアメルマガ「シャレコレター♪」は20年間週一回発行。 ・肌トラブル向け特に敏感肌、乾燥肌へのスキンケアアドバイスには好評を得ている。

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