脂漏性湿疹

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私の肌のアドバイステーマの一つに「脂漏性湿疹を少しでも和らげるためのスキンケア法を確立すること」とあります。
今までたくさんのフォローをしていますが、本当に数年がかりでケアを進めています。

というのが、皮膚科医でも治療が難しいと言われる「脂漏性湿疹」だからなのです。今日のお話は奥が深いので、気合入れてどうぞお読みくださいね♪

(気合が出ないときには、▼ここからがポイントをどうぞ!!)

そんな中で、先日TTQオイルで改善が見えて、喜ばれているお声が届きました。

個人差がありますし、肌に合う・合わないもありますので、皆さん全員がこのようなケースになるとは限りませんが、一つの方法としてご案内してみました。

脂漏性湿疹の特徴としては、

1.前額部を中心に出来ます。
2.盛り上がったような湿疹で小さくて赤みを持たないものです。
3.白や黄色味があります。
4.皮膚の盛りあがった部分の出口がふさがれた状態で発生するものです。

一見、白ニキビと間違えやすいのですが、群生してできます。
表面は皮脂がてかり、触れると皮脂が固まったような硬いゴツゴツ、ブツブツとした感触があります。

ほとんどが先天的に要素を持っているのだそうです。ただ脂漏性湿疹になってしまう方の特徴としては・・・

・小さい頃から胃腸が強くない
・動物性たんぱく質をたくさん摂っている
・食べ物の好き嫌いが多い
・インスタント食品を定期的に食べている
・外食が多い
・野菜類の摂取が極端に少ない
・冷え性、血行が悪い
・ホルモンが乱れやすい
・ビタミンB群の不足
・ストレス・疲労
・肥満
・刺激物、甘いもの好き
・アルコールを含む化粧水の使用

となっています。
ここの部分の改善も進めながら、スキンケアとしては「使って刺激と感じないもの」や「使って悪化したと感じないもの」を必要に応じて使うということが大切です。

ムリに何かを使って治そうと思っても、すぐによくなるタイプの皮膚症状ではないので、着実に一歩ずつケアしていくといいですね。
また、このような状態にプラスして、さらに赤みが出てしまう「脂漏性皮膚炎」というものもあります。

額、眉間、頬の中心部、アゴなどに赤ら顔のように赤みが出て、さらに白い角栓のようなツブツブがくっついていたり、飛び出したようになっているような状態があります。

普通は皮脂が出ると、毛穴に止まらずにすんなりと出て、バリア機能を果たしてくれますが、毛穴の出口が小さく硬く、皮脂が出られずに滞留してしまうため、脂の質が悪くなりドロドロ硬くなってしまいます。

なので、中で炎症も引き起こしてしまい、炎症の赤みが出るということになってしまうようです。

湿疹なのか皮膚炎なのか、これまたわかりにくく、素人には判断できないです。皮膚専門医を受診する場合でも、脂漏性湿疹や皮膚炎を得意とする先生にかかるのが、最短だと思います。(しかし、この分野を得意とする先生は、日本でも数少ないようなんですね。)

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▼ ここからがポイントです( ^-^)ノ
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上記のような「脂漏性湿疹」「脂漏性皮膚炎」の一歩手前のような、それに似た感じになることがよくあります。

1.過去に洗いすぎてしまった
2.スクラブ洗顔のしすぎ
3.洗顔パフやクリーナーなど道具を使って角質を落としすぎた
4.保湿アイテムを多重に使ってきた
5.ピーリングやフォトフェイシャルのしすぎ

という、傾向にある場合によく起こります。

こうしてインナードライの肌の人が、シャレコのアドバイスするお手入れ方法で保水をしっかりするようになると、中からの代謝が急速に高まり、皮脂を押し出そうとする力が強まります。

しかし、長年のお手入れの影響で角質肥厚(皮膚が厚く硬くなっている状態)を起こしているため、出られない皮脂が溜まってしまって、一時期白いニキビのようなプツプツがでることもあります。

多くは小鼻や頬の内側などを中心に、角栓がつまったようになったり、角栓がぴょんと飛び出しぶら下がるような感じになります。

普通は、ここで焦ってお手入れを止めてしまうことがあります。
しかし、このような場合こそしっかり保水して、状況によっては、アドバイスどおりにオイルパックなどをプラスすれば、自然と3.4ヶ月かけてキレイになくなり、その後、肌は弾力を増し、ぐっと肌のキメが整い出します。勿論毛穴の大きさも小さくなっていけます。

ここで「肌がキレイになるという結果」の明暗が分かれます。

インナードライが長く続きすぎてしまい、その後に脂漏性湿疹を併発するようなケースも最近では20代前半から30代前半にかけても女性に多くみられます。

食文化やライフスタイルの変化も影響しているのでしょうか?!できるだけ予防につとめましょう。