オキシドールでニキビ跡がなくなるか?

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今日は、シャレコのメンバーの方が電話くださり、「シャレコさんのニュースレターで皆さんにぜひ伝えて、私と同じ失敗をほかの人がしないように注意をしてあげて欲しい」とご要望があったお話です。

Eさんは、最初のお肌のご相談がひどい肌荒れ、ニキビによって顔に傷のような、跡のようなものがたくさんできて電話で相談くださり、シャレコのお手入れを始められました。

最初はよくなったり、悪くなったりと繰り返していたもののとても順調に傷のような跡もだんだんと薄くなってきていました。

私も安心していたのですが、何だかEさんから連絡が来ないけれど、お肌大丈夫かなーと思っていた数日後に電話が来たのです。

そして、 「この間、インターネットの美容情報を見ていたら、ニキビ跡がオキシドールで拭いていたらキレイになくなったという記事を読んだんです。

先生のアドバイスで肌はよくなっていたのに、でも早くニキビ跡がなくならないかなーと、そこに書いてあったとおりにオキシドールを最初は薄めて拭く方法をしてみたら、特に刺激もなくて、これでキレイになるならと、毎日少しずつだけど続けていたら、なんだか肌がボロボロと荒れてしまいました。

それでやめたのですが、その後乾燥がひどくなってしまって、今はカサブタにまでなってしまっています。

そこには自己責任でと書いてありましたが、やはり効果があるように感じてしまうと思いますので、ほかの方にもご注意されるようにお伝えください。」

とのことでした。

私も、あのとき気になった時点で一日でも早く連絡すればよかったのですが、本当に申し訳ないことをしてしまいました。

今回の教訓ですが、

まず、オキシドールとは消毒剤のことで、昔は髪を脱色するのに使われたこともありました。あなたもこの薬名は一度は聞いたことありませんか?

→高校の時、私も脱色やったような??

3%の過酸化水素水のことを言いますが、過酸化水素水自体は強力な腐食性を持っていて、直接皮膚につけたり、触れただけでも痛んだりかぶれたりします。高濃度の過酸化水素水を一般的に使用するのは危険なので、オキシドールとして薄めたものが使用されています。

傷を負って、バイ菌がたくさんいるので消毒する時につけますが、しみますよね。これは粘膜を刺激しているから起こります。

では、なぜニキビ跡にオキシドールという発想が出たのか、多分角質を柔和にしてニキビの跡をなくそうと思ったか、ニキビ桿菌(にきびかんきん)をなくそうとしたかどちらかだと思います。

こういった民間療法的なスキンケアは、肌質やこれまでのトラブルになった経緯が把握できていないと、今回のケースのようにおつらい状況になってしまいます。

このようなことが起こらないために、私も情報発信をもっともっとしていかないといけないな?と思っています。

そして、もしあなたが、こんなお手入れどうかしら?と思うことがありましたら、行う前に遠慮なくご相談くださいね。

肌はトラブルに一度でもなってしまうと、元に戻るまでに数倍の時間を要してしまいます。

シャレコには、肌トラブルになってしまい悩み悲しんでいらっしゃる声がたくさん集まっています。その失敗を繰り返さないようにと「皆さんにもお知らせください」とあたたかいメッセージを頂けています。

肌トラブルの相談、情報量が多いから、それぞれに対処する方法もご案内できますので、いつでもお気軽にご連絡くださいね。

シャレコスキンケアサポート

民間療法でもすばらしい成果があることがありますので、全部を否定したり、ダメだという気持ちも一切ありませんが、ことスキンケアに関しては皮膚につけるものであり、口の中に入れて消化、分解されるものとは異なるため、違った意味での失敗やトラブル現象がでやすいので、こういった形でお話させて頂きました。