前回は、ビニール肌という耳慣れない言葉でしたが、今度はナイロン皮膚炎についてお話します。
というのが、夏になり素肌を露出する季節なのに、肌の黒ずみやムラ焼けのような状態で、肌を人に見せられないというご相談が増えてきます。
その多くが左右対称に境目がはっきりとした黒または茶褐色の色素沈着が斑点状、もしくは帯状に現れます。
軟膏などのつけすぎでも黒ずみや色ムラは起こることがありますが、上記のように出る場合はたいていが、皮膚の摩擦によるトラブルと考えられます。
入浴時に使うナイロンタオルやボディーブラシなどにより、皮膚が繰り返しの摩擦刺激を受けることで、皮膚表面のバリアゾーンにダメージを受けてしまいます。
ゴシゴシと擦る方が、気持ちいいですし、皮膚が清潔になるように感じるため、丁寧に洗いすぎてしまうのも影響します。
ナイロン皮膚炎は、こういったナイロンタオルの使用以外にもナイロン製の下着で擦れたり、蒸れて圧迫されて、痒くなったりして、掻いてしまうことで起こることもあります。
皮膚にとっては刺激が強いということですね。
以前の♪シャレコレターで、洗顔クロスを使ってシミができたお話もしましたが、それに類似します。
一説によると、このナイロン皮膚炎でのトラブル状況をナイロン黒皮症と呼んでいるドクターもいらっしゃるようです。
では、対処法はどうしたらよいか?ということですが、皮膚がもともと乾燥しやすい人は、できるだけ手のひらを使い、泡をよく立てて、泡を転がすように洗うのがいいでしょう。
何か道具を使うとなれば、100%木綿が安心ですね。
やわらかいスポンジは?と聞かれるのですが、化学繊維になるので、やはり摩擦しやすいと考えられます。
手の届きにくいところはどうしてもタオルなどを使うしかないので、背中を洗う際もあまり体を丸めてしまうのではなく少し背筋を伸ばして、そっと洗える工夫もなさってみてください。
背中のシミやくすみ対策には、シャレコクリームも効果的です。
ぜひ、お試しになってみてくださいね。
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シャレコ