さて、いよいよ本格的な寒い季節が来ます。春から夏にかけての高温多湿の環境で、肌の毛穴も開きっ放し状態から、秋の間をかけてどんどん毛穴が閉じる状態になって来ました?。 (ますます毛穴の黒ずみが気になってしまいませんか?)
秋は、皮膚の新陳代謝も盛んで一番上にある表皮が再生・脱落をくり返し、夏に受けたダメージを修復する季節です。
この作業に必要なのが、”いつも以上の栄養”だということを知っていましたか?肌にとって良い食材を選び、きちんと料理して食べて美肌づくりをすると同時に”生薬を与える”と効果的だと中医美容では言われています。
毛穴を開けていた時期にたまってしまった汚れを、きちんと取り除いた状態で毛穴が閉じる季節を迎えられると、翌年の肌のコンディションはとても楽に過ごせるとのことですよ。
そこで今日は生薬とその作用について簡単にお話しますね。
生薬とは天然の産物である動植物や鉱物をあまり手を加えずに、蓄えておき(乾燥したもの)、薬用として使用するものを言います。ちなみに漢方薬はこれら生薬の組み合わせで出来ている(処方として成立したもの)ことをそう呼びます。
それでは、具体的にどんな生薬が肌の回復、再生の機能に役立つかをちょっとだけご案内しますね。
皮膚の深部の汚いものを取る洗浄作用のあるものとしての生薬は、黄ごん(オウゴン)、紫根(シコン)、艾葉(ガイヨウ)などがあります。
◆黄ごん(オウゴン)
消炎、抗アレルギー作用、フラボノイドなど
◆紫根(シコン)
創傷の治癒促進効果、抗菌、抗炎症作用、肉芽増殖促進作用など
◆艾葉(ガイヨウ)
消炎・血行促進、静菌作用など
具体的には、シミや日焼けの跡をきれいにしていったり、むくみや痒みなどの炎症があれば解毒・消炎も行います。
また、栄養を与えるものとしては、朝鮮人参、当帰(トウキ)、地黄(ジオウ)があります。
◆朝鮮人参
抗老化、抗酸化、細胞賦活作用、保湿・美白作用、ビタミン類など
◆当帰(トウキ)
抗老化、保湿・美白作用、循環促進作用など
◆地黄(ジオウ)
保湿作用、皮膚細胞の活性化など
これらを上手に取り入れることによって、肌の生まれ変わりが効率よく行われ、肌がみるみるきれいになるのがわかると言います。
生薬の入った化粧品をうまく使えれば、毛穴が閉じてしまう季節を迎えたとしても、肌は適度に再生しいつでも潤いとハリ、弾力のある状態でいられるという訳なのです。
それでは生薬が入っている化粧品を使っていれば大丈夫かというと、そうではないのが難しい所です。それは、生薬はただ入っていればよいというものではなく、また、たくさん入っていると効果が高くなるというものでもないといわれています。
生薬はおのおのの持つ効能の範囲のバランスがすごく重要だそうです。このバランスがとれているものが、結果的には肌の改善につながっていくとのことなのです。
そして、私と漢方の出会いは、漢方を取り扱う薬局で毎月、美容カウンセリングをさせて頂いたことが始まりでした。その貴重な経験があってこそシャレコスキンケアも生まれ、そして多くの肌トラブル改善に役に立てていることを、とても有難く思っています。
それから、新陳代謝に欠かせない食材は…
ゆりの根、落花生、卵白、リンゴなどです。どうぞご参考くださいね。
投稿者プロフィール

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・スキンケアカウンセラー
・1997年よりスキンケアカウンセラー。
・2004年ウェブサイト「シャレコ美肌カレッジ」立ち上げ。
・同年ウェブでの無料肌相談を開始。
・同年シャレコスキンケア製品を発表。
・スキンケアカウンセラーとしてアドバイス実績10万人を超える。
・ミスユニバース ビューティーキャンプ講師。
・スキンケアメルマガ「シャレコレター♪」は20年間週一回発行。
・肌トラブル向け特に敏感肌、乾燥肌へのスキンケアアドバイスには好評を得ている。
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