手をかけるほど、肌は応える? ” 効かせるケア ” が刺激になるとき

千葉県・55歳女性
肌には手をかけたほうが応えてくれると思っていて、コットンでの化粧水、拭き取り、フェイスマッサージを毎日続けています。
血行が良くなる感じがして、やった日は肌が上向いた気がするんです。
ところが最近、頬に赤みが出るようになり、くすみも気になってきました。
手をかけているのに、どうしてでしょうか。
血行が良くなる感じがして、やった日は肌が上向いた気がするんです。
ところが最近、頬に赤みが出るようになり、くすみも気になってきました。
手をかけているのに、どうしてでしょうか。

北林 利江
肌に「手をかける」ことと、肌へ「力をかける」こと。
この2つは、似ているようで別のものなんです。
毎日のコットン、拭き取り、マッサージも、それ自体が悪いわけではありません。けれど、何度も往復する、強く押す、赤みが残るまで続ける。そんな使い方に変わったとき、ケアは刺激へ傾きます。手をかけているつもりでも、実は力をかけている時間になっているかもしれません。
この2つは、似ているようで別のものなんです。
毎日のコットン、拭き取り、マッサージも、それ自体が悪いわけではありません。けれど、何度も往復する、強く押す、赤みが残るまで続ける。そんな使い方に変わったとき、ケアは刺激へ傾きます。手をかけているつもりでも、実は力をかけている時間になっているかもしれません。
この相談に答えるのは:北林 利江(シャレコ・スキンケア創業者/スキンケアカウンセラー)ミス・ユニバース ビューティキャンプ スキンケア講師(歴任)。シャレコ・スキンケアでは、AIによる自動回答ではなく、スキンケアカウンセラーがお客様の肌状態や現在の使用状況を伺いながら無料肌相談を行っており、相談件数は延べ40万件を超えています。
結論:” 効いている感じ ” は、肌が喜んでいる合図とは限りません
マッサージやローラーで血行を良くすると肌が上向く。拭き取り化粧水で古い角質を取ると明るくなる。コットンでしっかり入れ込むほど化粧水が届く。
手をかけるケアについては、こう言われることが多いものです。
手をかけるケアについては、こう言われることが多いものです。
けれど、赤くなること、熱を持つこと、ヒリつくこと。
これらは「効いている証拠」ではなく、肌が刺激を受けているサインのことがあります。
一度なら小さな刺激でも、毎日くり返せば、積み重なっていきます。
これらは「効いている証拠」ではなく、肌が刺激を受けているサインのことがあります。
一度なら小さな刺激でも、毎日くり返せば、積み重なっていきます。

確認したいのは、次の3つです。
- コットンを、肌の上で往復させていないか
- 拭き取りを、毎日の習慣にしていないか
- マッサージのあと、赤みや熱っぽさが残っていないか
うるおいを支えているのは、とても薄い層です
肌の一番外側にある角層は、角質細胞が10層から20層ほど積み重なった、ごく薄い層です。
その中で、水分を抱え込む天然保湿因子と、細胞のすき間を満たすセラミドなどの脂質が、うるおいを保っています。
このどちらが欠けても、角層のはたらきは下がるとされています。
その中で、水分を抱え込む天然保湿因子と、細胞のすき間を満たすセラミドなどの脂質が、うるおいを保っています。
このどちらが欠けても、角層のはたらきは下がるとされています。
出典:日本香粧品学会誌41巻4号「保湿 温故知新」 リンク
なかでもセラミドは、肌を守るバリア機能の中核とされています。
出典:日本香粧品学会誌45巻3号「セラミドに着目した敏感肌のスキンケア」 リンク
守っている層が薄いからこそ、シャレコでは、肌を動かすケアには慎重でありたいと考えています。
強くこすること、押し込むこと、引っぱること。
肌にとっては、どれも同じ「触られている」という出来事です。力や摩擦を増やしにくい方法へ置き換えてみましょう。
強くこすること、押し込むこと、引っぱること。
肌にとっては、どれも同じ「触られている」という出来事です。力や摩擦を増やしにくい方法へ置き換えてみましょう。
置きかえ表 ― やめるのではなく、置きかえる
毎日の習慣を、いきなり全部なくす必要はありません。
同じ目的を、力をかけない方法に置きかえてみてください。
同じ目的を、力をかけない方法に置きかえてみてください。
| いまの習慣 | 置きかえ | ねらい |
|---|---|---|
| コットンで往復させる | 手のひらで包んで、数秒そのまま | 同じ量を、動かさずに届ける |
| 拭き取り化粧水を毎日 | 気になる日だけ、回数を決めて | 毎日の摩擦を、たまの手入れに戻す |
| 顔を動かすマッサージ | 手のひらをのせて温める程度に | 血行より、触れる回数を優先して減らす |
| クリームを塗り込む | 指の腹で ” 置く ” | 広げる動きそのものを短くする |

コットンは ” 往復 ” をやめる
コットンそのものが悪いわけではありません。問題になりやすいのは、化粧水をなじませようとして、同じ場所を何度も往復させる動きのほうです。
肌の上を行ったり来たりするたびに、こすれる回数が増えていくので、手のひらで包み込む方法に替えるだけでその回数はぐっと減ります。見るべきなのは、コットンか手かではなく、肌をこすらない使い方です。
肌の上を行ったり来たりするたびに、こすれる回数が増えていくので、手のひらで包み込む方法に替えるだけでその回数はぐっと減ります。見るべきなのは、コットンか手かではなく、肌をこすらない使い方です。
拭き取りは ” 毎日 ” をやめる
拭き取りは、肌の表面をぬぐうお手入れです。
毎日くり返すほどよいとは限りません。うるおいを支えている層にも毎日触れることになります。
使うなら、日を決めて。赤みやヒリつきがある日は、その日は休むと決めておくと迷いません。「昨日もしたから今日も」ではなく、その日の肌を見て決めることが大切です。
毎日くり返すほどよいとは限りません。うるおいを支えている層にも毎日触れることになります。
使うなら、日を決めて。赤みやヒリつきがある日は、その日は休むと決めておくと迷いません。「昨日もしたから今日も」ではなく、その日の肌を見て決めることが大切です。
マッサージは ” 動かさない ” に置きかえる
顔を動かすケアは、やった感じが残るぶん、続けたくなります。
けれど、あとに赤みや熱っぽさが残るなら、今の肌には強すぎる可能性があります。
手のひらをそっとのせて、温める。動かさないケアに置きかえてみてください。
けれど、あとに赤みや熱っぽさが残るなら、今の肌には強すぎる可能性があります。
手のひらをそっとのせて、温める。動かさないケアに置きかえてみてください。
「赤くなった=効いた証拠」と考えたところから、この行き来は始まります。
変えるのは一度に一つ。まずはコットンの往復、ふき取りの頻度、マッサージの圧のうち、最も気になる一つをやめて、一週間肌の様子を見てみてみましょう。
赤みやヒリつきが続くとき、腫れ・痛み・ただれがあるときは、同じケアを続けず、使用中のアイテムと肌状態をシャレコへお知らせください。化粧品や触れ方で見直せる範囲を一緒に整理し、セルフケアの範囲を超える可能性がある場合は、その旨もお伝えします。
変えるのは一度に一つ。まずはコットンの往復、ふき取りの頻度、マッサージの圧のうち、最も気になる一つをやめて、一週間肌の様子を見てみてみましょう。
赤みやヒリつきが続くとき、腫れ・痛み・ただれがあるときは、同じケアを続けず、使用中のアイテムと肌状態をシャレコへお知らせください。化粧品や触れ方で見直せる範囲を一緒に整理し、セルフケアの範囲を超える可能性がある場合は、その旨もお伝えします。
シャレコに寄せられたお客様の声
シャレコに寄せられた感想の一部をご紹介します。
Y.W.さま
顔に直接クリームなどをつけてこすることをやめ、まず手になじませてから肌につけることで、こする回数が減りました。クリームも“塗り込む”のではなく、“置く”ようになりました。
U.M.さま
ニキビが出来るので脂性だと思い込み、オイルでクレンジング、ニキビに聞くという固形石鹸、殺菌作用の強いふき取り化粧水だけという生活をしてきましたが、毎日の拭き取りを休んでみると、朝も肌のうるおいを感じられて、ファンデーションも以前よりきれいにのるようになって日々のストレスがなくなりました。
O.E.さま
本のとおり、水分や油分、摩擦等に気をつけながらの手入れに変えてみました。やさしく保水するケアに変えると、刺激を感じにくくなり、肌もやわらかく感じられるようになりました。
※上記はお客様個人の感想であり、効果を保証するものではありません。感じ方には個人差があります。
まとめ:肌は、動かした分だけ上向くわけではありません

北林 利江
今日覚えていただきたいのは3つです。
① 赤み・熱っぽさは、効いている証拠ではなく、刺激のサインの場合がある。
② コットンは往復をやめる。拭き取りは毎日をやめる。
③ マッサージは「動かさない」に置きかえる。手をかけることは、力をかけることではない。
① 赤み・熱っぽさは、効いている証拠ではなく、刺激のサインの場合がある。
② コットンは往復をやめる。拭き取りは毎日をやめる。
③ マッサージは「動かさない」に置きかえる。手をかけることは、力をかけることではない。
手をかけたい気持ちは、そのままで大丈夫です。触れ方だけを変えてみてください。
「今のやり方は続けても大丈夫?」というご相談も歓迎です。
肌相談は、商品を買うためだけの時間ではありません。今の手順とケア後の肌を一つずつ伺いながら、残せるもの・手放せるものを一緒に選んでいきましょう。
「今のやり方は続けても大丈夫?」というご相談も歓迎です。
肌相談は、商品を買うためだけの時間ではありません。今の手順とケア後の肌を一つずつ伺いながら、残せるもの・手放せるものを一緒に選んでいきましょう。
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シャレコ公式LINEでは、スキンケアカウンセラーが無料で肌相談を承っています。ご相談の際は「効かせるケアが刺激になるときの記事を読んだ」とお伝えください。
AIによる自動回答ではなく、内容を確認したうえで、スキンケアカウンセラーが一つひとつ回答いたします。
この記事を書いた人

北林 利江
シャレコ・スキンケア創業者/スキンケアカウンセラー
1997年よりスキンケアカウンセラーとして活動。2004年に「シャレコ美肌カレッジ」を立ち上げ、同年よりウェブでの無料肌相談を開始しました。ミス・ユニバースのビューティーキャンプ講師も務め、敏感肌・乾燥肌を中心としたスキンケアアドバイスを行っています。