お客様相談室

目元と口元だけ、粉をふく。顔全体を重くしない ” 塗り分け ”

洗面台の鏡の前で目元と口元のかさつきを気にする40代女性
公開日: 乾燥・敏感
兵庫県・51歳女性
兵庫県・51歳女性
目元と口元だけが乾いて、夕方になるとファンデーションが割れてしまいます。
乾くところに合わせて濃いクリームを顔全体に塗ってみたのですが、今度は額や小鼻がべたついて、毛穴が目立つ気がします。
重い使用感が苦手なので、専用のアイクリームを足すべきかとも思うのですが、これ以上アイテムを増やしたくありません。
乾く場所とべたつく場所が同じ顔にあるとき、どうすればいいのでしょうか。
北林 利江
北林 利江
乾く目元・口元と、べたつく額・小鼻。顔全体を同じ量で整えようとすると、たいてい、どちらかに無理が出ます。
アイテムを足す前に、変えられるものがひとつあります。それは、塗る量です。
顔は1つでも、必要な量まで同じである必要はないんです。
北林利江この相談に答えるのは:北林 利江(シャレコ・スキンケア創業者/スキンケアカウンセラー)
ミス・ユニバース ビューティキャンプ スキンケア講師(歴任)。シャレコ・スキンケアでは、AIによる自動回答ではなく、スキンケアカウンセラーがお客様の肌状態や現在の使用状況を伺いながら無料肌相談を行っており、相談件数は延べ40万件を超えています。

結論:足すのは ” アイテム ” ではなく、乾く場所に届く ” 量 ”

目元や口元だけが粉をふくと、こう考えたくなります。

よく言われていること

  • 乾く場所には、油分の多い専用クリームが要る
  • 顔全体に、同じようにたっぷり塗るのが正しい
  • べたつくのは、保湿が効いている証拠
けれど、目元や口元は、顔の中でもよく動く場所です。
まばたきや会話で一日中伸び縮みし、メイクを直したり、ティッシュで押さえたりと、触れる回数も多くなります。
同じ量を塗っても、そこだけ心もとなくなるのは、不思議なことではありません。
確認したいのは、次の3つです。
  1. 化粧水が、目元や口元まで行き渡っているか
  2. クリームを、顔全体に同じ量で塗っていないか
  3. 乾く場所に、足りているといえる量が届いているか

” 保水 ” が届いていない場所に、油分だけ足していませんか

シャレコでは、角層へ水分を与えるお手入れを「保水」、それを逃がさないように守るお手入れを「保湿・保護」と呼び分けています。
粉をふく場所に足りていないのは、多くの場合、後者ではなく前者のほうです。
水分が入っていないところに油分だけを重ねても、角層の中は乾燥した状態のまま、ということが起こります。
角層でうるおいは、水分を抱える天然保湿因子と、水分の蒸発を抑えるセラミドなどの細胞間脂質に支えられています。
どちらが欠けてもはたらきは下がるとされていて、水分と油分は、どちらか一方では成り立ちません。
出典:日本香粧品学会誌41巻4号「保湿 温故知新」 リンク
シャレコが目安にしている比率は「 水分8:油分2 」。
粉をふく日ほど、まず化粧水を、乾く場所へ重ねてみてください。

顔全体に、同じ量を塗らない

同じ顔でも、乾きやすい場所と、皮脂が出やすい場所があります。
それなのに一律の量で塗ると、乾く場所には足りず、べたつく場所には多すぎる。という状態が同時に起こります。
量を変えるだけで、アイテムを増やさずに済むことは少なくありません。
場所化粧水クリーム
目元・口元(乾きやすい)少量ずつ重ね、擦らずなじむまで待つ乾燥感に応じて、少量を指の腹でそっと重ねる
手のひらで包み込む基本の量をやさしく置く
額・小鼻(べたつきやすい)べたつかない量だけなじませる程度薄く。必要な量だけ

① 化粧水は、” つけた ” ではなく ” 入った ” まで

粉をふく場所ほど、化粧水が表面を滑って終わっていることがあります。
手のひらに少量をとり、目元や口元に当てて、数秒そのまま。
一度でたっぷり、より、少量を数回のほうが、その場所には届きやすくなります。

② クリームは ” 全顔一律 ” をやめる

顔の真ん中から外へ広げていくと、最後に届く目元や口元がいちばん薄くなります。
順番を逆にして、乾く場所から置いてみてください。
額や小鼻は、手に残った分で足りることも多いものです。

③ 朝は軽く、夜は少し厚めに

朝は、このあとメイクがのります。厚く塗るとよれるので、乾く場所にだけ、うすく足すくらいで十分なことがあります。
夜は、そのまま朝まで置ける時間です。乾く場所に、少し厚めに。
同じアイテムでも、時間帯で量を変えられます。

部屋が暖かくても、乾く季節はあります

「暖房を入れているから寒くはない」。それでも肌が乾くことがあります。
角層の水分量は、夏と比べて冬に明らかに減り、しかも室温を25度に保っても、夏と同じところまでは戻らなかったという報告があります。
出典:日本生気象学会雑誌52巻2号「前腕角層水分量に影響する要因―冬季と夏季の比較―」 リンク
建物の衛生基準では、室内の相対湿度は40〜70%に保つこととされており、この下限のあたりで一日を過ごしていると、乾きやすい場所から先に、粉をふきはじめることがあるんです。
出典:厚生労働省「建築物環境衛生管理基準」 リンク

” 専用品を足す ” を続けると、肌はこんな迷路へ

  1. 目元が乾くので、専用の濃いクリームを足す
  2. べたつく場所が増え、今度はさっぱりしたものを探す
  3. アイテムが増え、どれが効いているのか分からなくなる
  4. 乾く場所は変わらないまま、手入れの時間だけが長くなる
変えるのは一度に一つ。
まずは今あるクリームの量を、場所ごとに変えるところから、一週間試してみてください。

シャレコに寄せられたお客様の声

シャレコに寄せられた感想の一部をご紹介します。

T.Y.さま

私は一年くらい前から安いオイルクレンジングを使ってから目の周りががさがさになりかゆくてどうしようと思い、いろいろクリームをつけたりアイクリームをつけたりしていました。今では朝晩、クリームを正しく使うだけの手入れに落ち着いています。目元は日によって乾きが気になることもありますが、化粧水をより丁寧につけると、うるおいを感じられます。シャレコさんと出会ってからは日々、自分の皮膚と対話することが増えました。

F.S.さま

乾燥しやすい肌なので、保水を心がけていますが、秋口には急速に乾燥が続いてしまい、ある日洗顔後に粉がふいていてビックリ!という失敗をしていました。今シーズンは保水後のシャレコクリームを適正量(いつも少なかったみたい)で使うようにしたら、乾燥が気になりにくく過ごせています。

M.N.さま

口元の肌を機械で見るのですが、店員さんが「こんな肌見たことないっ!」って目をまんまるくしてビックリされたんです。今ではクリームの出番はほとんどありませんが、目元や唇が乾燥していると感じるときの部分使いで助かっています。

※上記はお客様個人の感想であり、効果を保証するものではありません。感じ方には個人差があります。

まとめ:乾く場所に、必要なだけ。顔全体を重くしなくて大丈夫です

北林 利江
北林 利江
今日覚えていただきたいのは3つです。
① 顔全体に同じ量を塗る必要はない。乾く場所から順に置く。
② 粉をふく場所に足りていないのは、油分より先に水分のことが多い。
③ 朝は軽く、夜は少し厚めに。同じアイテムでも量は変えられる。
スキンケアは、アイテムを増やす前に、量を変えることで軽やかになることがあります。
「私の場合、どこにどれくらい塗ればいいですか」というご相談も歓迎です。
肌相談は、商品を買うためだけの時間ではありません。今お使いのものと、乾く場所・べたつく場所を伺いながら、量の配分を一緒に整理してみませんか?

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AIによる自動回答ではなく、内容を確認したうえで、スキンケアカウンセラーが一つひとつ回答いたします。

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この記事を書いた人

北林利江

北林 利江

シャレコ・スキンケア創業者/スキンケアカウンセラー

1997年よりスキンケアカウンセラーとして活動。2004年に「シャレコ美肌カレッジ」を立ち上げ、同年よりウェブでの無料肌相談を開始しました。ミス・ユニバースのビューティーキャンプ講師も務め、敏感肌・乾燥肌を中心としたスキンケアアドバイスを行っています。

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