肌の一番上を形成している表皮(角質層のバリア機能)がダメージを受けているサインです。
バリア機能には、外界の刺激から肌を守る役割と、肌内部の潤い成分をとじこめておく役割があります。
このバリアが何らかの理由でスカスカの状態になっていると、肌の潤いを保つことができない上、外からの刺激をストレートに受ける形となり、ヒリヒリ、チクチク、痒みとなって反応してしまうのですね。

朝は洗顔料を使わずに、「水？」と思うくらいの低温のぬるま湯で4～5回軽く洗い流すだけにします。
夜は肌に優しい洗い流すクリームタイプのクレンジングのみのシングル洗顔にしましょう。（クレンジングクリームをなじませて、洗い流して終了！）

肌が敏感になっている時には、積極的なプラスケアに肌が追いついていかないことがあります。焦る気持ちをぐっとおさえて、マイナスケアを実践する勇気を持ちましょう！

ローションがヒリヒリしみる～。水分の多い化粧品は、バリアを通過して肌の奥まで浸透しがちです。本来、届いてはいけない部分にまで到達した化粧品が肌を刺激し、逆効果となってしまいます。
こんな時には、洗顔後、シンプルなクリームで肌を保護してからローションを与えてみてくださいね。刺激感が軽減して使えることがあります。それでもヒリツキを感じる時には、しばらくの間、洗顔後保湿のみでお肌の回復を待ちます。
※天然由来のオイルは浸透性がありますので、洗顔後の肌へのご使用は念のために控えたほうが良いでしょう。ご使用になる場合は、保湿剤の後に使います。

肌が敏感になっているのに紫外線対策しなくて大丈夫？と心配になりますよね。肌に刺激なく使えて、少しずつでも 回復しているようでしたら、そのまま使われていてもOKです。ただ、肌の不調がずっと続く、段々と悪くなっているなどの場合には、これらの化粧品もお休みしたほうが、順調な肌の回復が望めます。

紫外線対策はサラサラのパウダーを使いましょう。粉の細かい粒子が肌の上に薄いベールを作って、紫外線やホコリ、花粉、雑菌などからお肌を守ってくれます。

肌をいたわるスキンケア+内面ケアで、じっくりとお肌の回復を待つ時間も大切なケアです。敏感肌になる前に、スキンケアを見直しましょう。刺激に負けない肌作りのためには、角質層のバリア機能を健全に保つことが大切です。あなたの毎日のスキンケアは大丈夫ですか？