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【定説13】毛穴の黒ずみは洗って取れるものではない?

開き、詰まり、黒ずみ…と、年代を問わず、多くの方がお悩みの「毛穴トラブル」。どこかしら思い当たる方も多いのではないでしょうか?
中でも毛穴の黒ずみについては、「念入りに洗ってもなかなか取れないし、むしろ悪化してしまった!」というご相談をいただくことが、よくあります。
毛穴の黒ずみ、その正体は○○だった?!
日ごろ、私たちを悩ませる「毛穴の黒ずみ」。ついつい“汚れ”だと思われがちですが、実は「メラニンの集合体らしい」って、ご存知でしたか?
肌が異物から身を守るために、よかれと思ってできてしまうこの集合体。汚れではなく「一種のシミのようなもの」なので、力づくで取れるわけではないのです。
特に、皮膚が過剰に脂を分泌する状態だと、毛穴吸引などの美容施術で一時的に取れたと思っても、いつの間にかまた黒いポツポツが!
おそらく、経験されている方もいらっしゃいますよね。
ディープクレンジングや毛穴パックは、逆効果?
皆さん、毛穴の黒ずみを“汚れ”だと思い込んだ瞬間から「落とさなくちゃ!」という意識が働くようですね。
その結果、クレンジングがすごく丁寧に…。じっくり手をすべらせ、一生懸命こすってしまいます。
さらに手に力を入れることで、クレンジングの油分を、毛穴へ押し込んでしまいます。
押し込まれた油分は酸化して、皮膚細胞にダメージを与えようとします。すると、細胞は核を守ろうとして「メラニンのカサ」をさすのです。
そう、このカサこそが、毛穴の黒ずみの正体です。
だから、はがすタイプの毛穴パックや必要以上のクレンジングは、毛穴にとって逆効果!どんどん毛穴トラブルが増幅してしまいますよ。
じゃあ、どうすれば無くなるの?!
それでは、汚れではないこの黒ずみ、どうしたら無くなるのでしょう? やはり、土台となる健やかな肌作りが、どんなケアをするよりも一番近道のようです。
具体的には、「肌そのものを柔らかくして、角質肥厚をなくすこと」。
そして、「肌の代謝を活性化させて、できてしまった黒ずみを排出する力をつけること」が大切です。
それさえできれば、多少の時間はかかっても、毛穴の汚れや詰まりは必ず出ていってくれます。焦らないことが大切ですよ!
※以下は、毛穴トラブル解消のために、特に大切な注意点です
- 毎日皮膚につく汚れを、ため込まずに落とせる洗顔料を選ぶこと
- 肌を柔らかくするために、保水力をキープできる化粧水を使うこと
- 肌の代謝をスムーズに促す作用のある、保湿剤を上手に組み合わせること
毛穴の黒ずみや詰まりが消えていくに従って、サラサラ感が持続し、メイクでトラブルをカバーする必要もなくなります。
きちんとケアをして一度黒ずみが消えた肌には、新しいトラブルも起きにくくなります。
毛穴がキレイになると、メイクのノリもよくなって本当に毎日が明るくなれますよね。
お手入れをちゃんとしているつもりなのに、毛穴のトラブルが定着したままなかなかキレイな肌になれない。
そんなあなたは、毎日のスキンケア法の何かが違っているのかも知れませんね。